9日、衆議院予算委員会において、「ホルムズ海峡」をめぐって議場内が騒然となった。
【映像】委員長「まず! まず!外務大臣から」→国会騒然の瞬間(実際の様子)
中道改革連合の後藤祐一議員は冒頭「今日は数少ない総理入り・テレビ入りの集中審議でございます。できるだけ総理に、特に各省をまたぐような答弁ですとか、もう他の大臣が一回答弁しているような話について、あるいは『トランプ大統領と何を話してくるんですか?』とか総理にしか答えられないことは、必ず総理が答えていただくよう申し上げたいと思います」と要望を伝えた。
その後、後藤議員 は「3月5日のロイターによると、中国がホルムズ海峡を通過する原油輸送船とカタールのLNG輸送船の安全な航行を認めるようイランと協議していると複数の外交筋がロイターに明らかにしたと。実際、アイアンメイデンという船舶は、船籍を中国所有に変えた上で、ホルムズ海峡をすでに通過したという情報もあります。同じように日本関係船舶も含めてイランに対して協議をして『日本関係船籍については安全に出させてくれ』とイランに求めるべきじゃないですか? かつ、その間は少なくともアメリカに対しての支援はちょっと待っていただかないかということもアメリカと話をするべきだと思いますが総理、いかがですか?」と質問。
これに坂本哲志委員長は、所管大臣として茂木敏充外務大臣を指名。
しかし後藤議員は坂本委員長の発言にカットインする形で「これはちょっと申し訳ないんですけど、外交だけじゃなくて、その船に関わる、国土交通にも防衛にも関わる話だから、総理に聞いています」と訴えた。
だが、坂本委員長も譲らない。
「いや、最前線で最も正確に状況を把握している…」と茂木外務大臣を指名した理由について説明しようとすると、後藤議員が「トランプ大統領と話をする…」と再度カットイン。
これに坂本委員長は「まず! まず! 外務大臣、外務大臣から概況を説明してもらいます」と声を張った。
この“応酬”に議場内は大いにざわつき、高市総理が挙手。坂本委員長は高市総理を指名した。
高市総理は「現在、イランとの間でございますが、東京においてもテヘランにおいてもいろいろな情報交換、そしてまた要請を行っているところでございます。個別具体の内容は申し上げにくいのですが、必要でしたら外務大臣から答弁をさせます」と回答した。
指名された茂木外務大臣は「アメリカから具体的に日本に対する支援の要請は来ているわけではありません。その上で、ホルムズ海峡の安全な航行、これ我が国もですが、その他も含めて極めて重要な問題で、3月2日には在京イラン大使に対しても他国への攻撃をやめること、また核開発を止めること、同時に、ホルムズ海峡の安全な航行について要請を行ったところであります。できればアラグチ外相とも話をしたいと思っておりますけれど、日本だけどうするというよりもホルムズ海峡の安全な航行は国際経済全体にも関わる問題ですから、そういった観点から日本の主張、しっかりとしていきたいと思っております」と答えた。
「ホルムズ海峡が通過できない状況が続いた場合、この責任重いですからね総理」
