政治家の謝罪あるある「妻に怒られました」発言の深層心理…家父長制を逆に利用?瀧波ユカリ氏が指摘「自分には家庭があり妻がいて、ちゃんと怒ってもらえるというアピール」

わたしとニュース
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■瀧波ユカリ氏が指摘する「持ち物自慢」と狡猾さ

 この見解に対し、瀧波氏は「『妻の方が立場が上だ』というアピールに使うところは理解できるけれど、脱家父長制にはあまりピンと来ていない」とコメント。

「男女対等アピールをしているのではないかと言っていたけれど、この『妻に怒られた』とか『俺は妻の手のひらで転がされている男』みたいなアピールって昔からあって、逆に家父長制を利用しているというか乗っかっているというか。自分には家庭があって、ケアしてくれる妻がいて、ちゃんと怒ってもらえるんですよっていうアピールだと思う。家庭を持っているからこそできるアピールなので、非常に特権的だなと思う」

「結局自分の持ち物自慢。こうやって何かあったら怒ってくれる妻っていう便利な存在がいるんですと。自分はいつでもこのように言い訳に利用することもできてしまうのだと。そういうアピールに見えてしまう」

 こうした発言を家で聞いている家族はどう思うのか問われると、瀧波氏は「『バカじゃねーの』って思っているのでは」と率直に語った。

 また、重い事案では妻や家族を引き合いに出さない傾向があるという点について、瀧波氏は次のように指摘する。

「笑って混ぜ返せるようなことの時にそういう風に言って、聞いている人との共犯関係を結ぶ。聞いている側の同じような立場の人たちも、こういう時にこうやって言えば自分も許されるんだって学習していく」

 発言する側もその境界線をわかった上で判断しているとして「便利な道具として使っている」と語った。

 一般人もこのような言い訳を使いがちだが、政治家や企業の謝罪となると線引きが必要だ。

「公人としてあるまじき態度をとらないでほしい、あるべき言葉を使ってほしい。一般人でもこういうことをやったら、『何かよくわからないけどごめんなさい』とか『迷惑をかけたならごめんなさい』という謝っているようで謝っていない言葉を自分の夫が言ったらめちゃめちゃ怒る。わかってないじゃんって」(瀧波氏)

(『わたしとニュース』より)

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