
アメリカのトランプ大統領がイランに対し、ホルムズ海峡を48時間以内に完全に開放しなければ、イランの発電所を破壊すると警告しました。イラン軍は発電所が攻撃された場合、ホルムズ海峡を完全に封鎖すると強く反発しています。
攻撃の期限、対象は?
双方の溝は、一層深まるばかりです。
トランプ大統領(本人SNS・日本時間22日午前8時45分ごろ投稿)
「48時間以内に、イランがホルムズ海峡を脅威のない形で完全に開放しないのであれば、アメリカはさまざまな発電所を攻撃し破壊する。まずは最大の発電所から攻撃を始める」
トランプ大統領は、日本時間22日朝、事態の打開に向けて強硬措置に言及しました。
攻撃の「期限」は、日本時間24日午前8時45分ごろ。対象について、アメリカメディアは「最大の発電所は南部ブシェール原発を指すとみられる」と伝えました。
そのブシェールでは、すでに炎と黒煙が…。標的となったのは、港にある桟橋です。
地元の人
「この桟橋での仕事からわずかな収入を得ていただけで、軍事とは一切関係ありません」
民間の発電所や、インフラなどへの意図的な攻撃は、原則として国際法で禁じられています。
これまで、アメリカやイスラエルの攻撃に対し、「やられたらやりかえす」で応じてきたイラン。AFP通信は、イラン軍が報復措置の対象として、海水を淡水化する施設のほか、エネルギーやITに関連するインフラ施設を挙げていると報じています。さらに…。
イラン軍中央司令部報道官
「アメリカが発電所を攻撃すれば、ホルムズ海峡を完全に封鎖します」
破壊された居住区
もはやお互いに、巻き込まれるのは、兵士ではなく、そこで生活する人々です。
撮影者
「建物がなくなってしまいました。信じられません」
イランのミサイル攻撃で破壊された居住区にやってきたイスラエルのネタニヤフ首相はこのように話しました。
「シェルターにいれば、皆は守られる。だからこそ言う。国全体が戦線であり、国内のあらゆる場所が戦線だ。この戦いにおいて我々は勝利を収め、敵を打ち砕きつつある」
和平交渉は…
紛争のさらなる激化が心配される中、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、トランプ政権がイランとの和平交渉に向けて、“初期的な議論”を始めたと報じました。
アメリカ側は、「弾道ミサイル開発の5年間停止」や「ウラン濃縮をゼロにする」など、6項目を求める方針です。
一方イラン側も、停戦に向けた6つの条件を定めていると一部メディアに語りました。
「戦争の再発を防ぐための保証」や「地域内の米軍基地の閉鎖」「イランへの賠償金の支払い」など、アメリカにとって受け入れがたい内容となっています。
(2026年3月23日放送分より)
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