
22日、東京・青梅市の山の中で、初心者向けの狩猟体験会が行われました。東京都内でもクマなどの目撃情報が増える中、都がハンターの育成強化に乗り出しています。
農作物の被害1億円超
バスには「1日狩猟体験」の文字。去年から東京都が主催していて、料金は無料です。22日は、男女18人が集まりました。
青梅猟友会 瀧嶋康廣地区長
「猟というものはどういうものか、きょう一日体験してもらって、一人でも多くの猟友、猟仲間が増えますように。これがきょうの目的」
参加者の中には地元の農家もいます。
青梅市の農家(26)
「農業をやっていて野菜を食べられたりするので」
「(Q.最近増えた?)多いですね」
シカやイノシシなどによる農作物の被害は年々増加。東京都でも2024年度には1億円を超えました。
高齢化でハンター育成強化
山ではグループに分かれて、険しい道を進んでいきます。
青梅猟友会のハンター
「これはクマが(かんで)剥いだ跡。去年の今ごろだ。なめるんだよ、樹液を」
「(猟犬が)鳴いた。これで続いて鳴けばモノ(シカ)が出る」
「これはシカの跡」
別の場所で活動していたハンターたちが、3時間で3頭のシカを駆除していました。
参加者も一緒になって運び、解体も体験。さらに別の日に駆除したシカも食べました。
青梅市の農家(26)
「すごい獣臭さあるかなと思ったが全然ない。命のありがたみを感じました」
狩猟免許を所持(32)
「高齢化している中で、あれだけの険しい山を登られているのは非常にすごい。こういう文化が続いていくには、若い世代も頑張っていかないといけないのかなと」
地元の猟友会は60人いますが、そのうちの半数以上が60歳を超えています。
瀧嶋地区長
「獲物が走ってくる音は、静かに来て枝をパチッと折るぐらいの音しかしない時もある。やっぱり耳も関係ありますよ。年配になると耳も聞こえづらくなる」
今年も、すでに全国各地でクマが出没し始めています。
東京都によると、現在登録されている狩猟免許はおよそ8000件。その中で、ハンターとして活動できる狩猟者登録をしているのは400件にとどまっています。
東京都環境局 上中章雄担当課長
「何から始めていいか分からない方が多い。そういった声をくみ取りながら担い手を増やしていきたい」
(2026年3月23日放送分より)
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