配達しながら目的地に向かう
TAIGAは、1995年に短大を卒業し、建築資材製造販売の企業に入社。その後、友人の結婚式でスピーチを担当したことがきっかけで、人前に立って注目されることに取り憑かれたという。3年足らずで会社を辞め、役者を志すも、なかなか目が出ず…
「お前誰だよ」というフレーズが印象的なネタを披露するピン芸人に転向したが、“売れっ子芸人”と呼ばれるには程遠い現状だ。
TAIGA「六本木に17時なので、もうそろそろ向かわないといけない。ちょうど今六本木方面の配達がとれたので配りながら六本木に向かいます」
この日は、数少ないレギュラーの仕事、テレビ朝日系のバラエティー番組『見取り図じゃん』のナレーション収録。バイクで行けば30分の距離を、配達をしながら4時間かけて収録場所へと向かう。
TAIGA「今で20件ちょうど、8198円。『アメトーーク!』のスタッフさんがこの番組をやっていて、応援したいって気持ちでナレーションに抜擢してくれたらしい。これがあるだけで『毎月この額が入る』っていうのがあるので助かります」
午後6時。
TAIGA「今ナレーション終わりました。配りながら次のライブに向かいたい。新宿なんですよ。新宿方面にタダでは移動したくないんで。あっ四谷、これいっちゃいますか」
夜は新宿でライブがあるため、同じように配達をしながら目的地に向かう。
TAIGA「腐ってはないですね。腐っている暇もないし」
TAIGAが立つステージは、ユリオカ超特Q主催のライブ。会場に集まった客6人の前で、配達員から芸人になる。
TAIGA「愛する奥さんがいて、子どもたちがいて、毎日過ごせる。こんな幸せないじゃないですか。裕福ではないかもしれないけど、やっぱ幸せです。だから本当に家族が家にいることが嬉しくて、嫁と子どもと常に一緒にいたい。それで好きな芸人の仕事ができたら、なお幸せ」
世間からはまだ「お前誰だよ」と言われても、家族の思いを背負って、今日もTAIGAは目的地まで走り続ける。
(『ABEMA NEWS』より)

