チェルシー監督は「VARが存在する意味が分からない」と怒り
英公共放送『BBC』は、この一連の騒動を詳細に報道。試合後のインタビューに自身のスマートフォンを持参し、リプレイ映像を見せながら抗議したボンパストル監督の「本来ならアーセナルの選手がレッドカードを受けるべきだ。トンプソンはショックで涙を流していた。もしVARがその状況を確認できないのであれば、VARが存在する意味が分からない」という怒りの声を伝えた。
さらに同局は、スタジオの有識者の声も紹介。レジェンドのステフ・ホートン氏(元イングランド女子代表主将)は、「見栄えの良いものではない。チェルシーが得点した直後で、トンプソンはボールを運んでいた。本当に、とてもタチが悪い」と苦言を呈した。また、元イングランド代表MFのフラン・カービー(元チェルシー/現ブライトン)も、「マッケイブは髪ではなくシャツを掴もうとしたのだと思う」と擁護しつつ、「VARで確認されなかったのは驚きだ」とシステムの運用に疑問を投げかけている。
またBBCのレポートでは、男子サッカーにおいて髪を引っ張る行為が「一発退場」となっている過去の事例も列挙されている。2024年12月のDFジャック・スティーブンス(サウサンプトン)、2026年1月のDFマイケル・キーン(エヴァートン)、そして昨夏のクラブ・ワールドカップ決勝におけるMFジョアン・ネヴェス(パリSG)など、いずれも同様の行為でレッドカードが提示されている事実を指摘した。
ボンパストル監督はファーストレグでも不可解な判定でゴール取り消しがあったとし、「先週に続いてレフェリーについて話しすぎているが、これが敗退と突破の差になる。選手にはもっと敬意が払われるべきだ」と不満を隠せない。VARのあり方と判定基準をめぐり、イングランドでも波紋を呼んでいる。
(ABEMA/WOWSPO/UEFA女子チャンピオンズリーグ)



