デイ3の最終ステージを前に首位ティエリー・ヌービルに1分15秒4差の総合2位をキープすると、最終のパワーステージでも集中力を切らさずフィニッシュしたが、直後最終走者のヌービルがステージ序盤に突如コースアウトするアクシデントでマシンを停め、大幅に後退。最後の最後で予想だにしない劇的な逆転優勝となった。勝田はこれで今季は開幕から4戦中3戦で表彰台に上がるという、圧巻の安定感を見せつけている。
日本人によるWRCでの足跡を辿れば、1991年、1992年に「アイボリーコースト」を制した篠塚建次郎氏が金字塔を打ち立てているが、シリーズを通してのポイントランキングでトップに立つのは、長いWRCの歴史においても日本人初の快挙だ。勝田は今大会を終えて81ポイント、同じくトヨタで74ポイントの2位エルフィン・エバンスを上回るポイントリーダーに。これまで幾度となく2位に入りながらも優勝に届かない「壁」に苦しんできた勝田だが、サファリでの優勝をきっかけに、運もっ味方につけトップドライバーへと脱皮した。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権2026』/(C)WRC)
