京都府南丹市で行方不明になっていた安達結希さん(11)が遺体で見つかった事件で、警察が結希さんの父親の逮捕状を請求することが捜査関係者への取材で分かった。父親は警察の調べに対し、事件への関与をほのめかす供述をしているという。
ABEMA NEWSでは元警視庁捜査一課の高野敦氏に辻歩キャスターが話を聞いた。
まず、逮捕状を請求することについて、高野氏は、関与をほのめかす供述だけで逮捕できないので、客観的な証拠をほかにそろえているはずだと推察した。例えば遺体の遺棄に使った運搬車両の走行経路や、車両の中に例えば血痕があったとか、目撃情報があったとか、証拠が複数あったうえで、遺棄の容疑を固めたうえで逮捕状を請求する流れになったのではないか、とした。15日朝から自宅の捜索もしているので、例えば血痕が出てきたとか、遺体をくるんだものからDNAが出てきたとか、そういったものが証拠になった可能性があるともいう。
結希さんは3月23日午前8時ごろ、父親が学校に送っていったのを最後に行方不明になったが、高野氏は本当に送ったのかというところを含めて、すべて疑っていいと述べた。
また、司法解剖の結果、刺し傷や切り傷など目立った外傷はなく、出血や体内の異常については明らかになっていないが、死因に関しては現時点では不詳となっている。高野氏は、刺し傷や切り傷はないと断定しているものの、骨折について触れていないのがひとつポイントだと指摘した。死後日数が経って遺体が傷んでいても、骨折はわかりやすいのに、何も発表されていないのが不自然だという。ただ、骨折していても自分で転倒した事故の可能性もあるので、殺人とは断定できないということで発表していない可能性もあると指摘した。
死因が不詳ということが、逮捕に影響があるかどうかについては、死体遺棄容疑は病死でも事故死でも死因に関係なく、死体を遺棄すれば成立する容疑なので、影響はないとした。
また、今回、かばん、靴、遺体が別々の場所から時間をおいて見つかったことがかなり特徴的だが、高野氏は、遺体発見について、それまで警察官が捜索していなかった場所で、夕方から捜索を始めて遺体を見つけていることから、目撃情報やGPSなどの捜査ではなく、供述をもとに発見したのではないかと推察した。容疑者の立ち寄り先を執念で捜索してまず靴を発見し、そこから話を聞いて、遺体の遺棄の供述につなげたのではないか、という。ただ、供述をもとに遺体を見つけた場合、逃亡などを恐れてそのまますぐに逮捕する流れが通常だが、今回そこから逮捕まで2日かかっていることは異例だとした。司法解剖などで死因をはっきりさせることなどを優先したのではないか、と推測した。
今後の捜査のポイントは、犯人しかわからない秘密などを話して、他の遺留品が見つかるかや、ほかに協力者がいないか、そういったことも含めて事件の全容を容疑者本人に話させて、それの裏付け捜査をしっかりしていくということが重要だと語った。
(ABEMA NEWS)

