『鋼の錬金術師』や『銀の匙 Silver Spoon』を代表作に持つ漫画家・荒川弘氏の最新作『黄泉のツガイ』。月刊「少年ガンガン」にて連載中の本作は、ツガイと呼ばれる一対の存在とそれを従える主と呼ばれる者たちが織りなす幻怪ファンタジーと銘打たれた内容だ。
【映像】『黄泉のツガイ』リアルすぎる“おにぎりの開封”シーン(2分4秒ごろ〜)
日本の山奥で狩人として暮らす主人公のユルと、その双子の妹であるアサを中心に、バトルアクションとコミカルな描写が荒川氏ならではのタッチで描かれている。
4月から放送を開始したTVアニメ版の制作はボンズフィルムということもあり、公開されている映像も非常にクオリティが高く、国内外を問わずアニメファン注目の作品と言えるだろう。本記事は、ユル役を務める小野賢章、アサ役の宮本侑芽、ガブちゃん役の久野美咲に行ったインタビューより、小野に原作の印象や役作りなどの話を伺った内容を中心にお届けする。
TVアニメ第1話および第2話では、ユルが暮らす村をアサとガブちゃんたちが襲撃。デラとハナの協力のもと、ユルが下界に降りていく衝撃の展開が描かれた。
原作を読んだ印象について、小野は「みんなが平和に暮らしているところから一気に人が襲われていく襲撃シーンを読んだ時には、すごくドキドキしたことを覚えていますね」と回答。
「それでも重くなりすぎず読み進めていけるところに、荒川先生らしさをすごく感じます」と言及したうえで、オーディションの結果を待つ前に当時の最新刊まで原作を読み切ったことを明かしてくれた。
妹のアサを気に掛けるユルを演じる上で、ユルという人物をどう捉えているのか? 小野は、TVアニメ2話までの段階ではと前置きしつつ「自分がしっかりしなくてはいけないという思いがすごく強い子だと思いました。「おつとめ」のため外に出られないアサのために動いていることと、両親がいないことから強制的に大人にならざるを得なかったということも感じています」と答える。
その結果、オーディションの段階から大人っぽい芝居を作り上げていったという小野だったが、「幼い頃に父親から教え込まれたことを、狩りをするうえでも忠実に守って育っているので、実年齢よりは大人っぽくしても大丈夫なのかなと思ったのですが、(ユルは)まだ16歳なんですよね。まだ全然子供の年齢なんだと改めてびっくりして、「オーディションの時はちょっと大人っぽくやりすぎてしまったかもしれないです」と、のちのち音響監督にも言うくらい最初はもっと大人っぽく演じていました」と振り返る。
「簡単に言うと疲れました(笑)」

