絶望の中、葵は夜遅くに帰宅した美月に「俺、がんなんだ……」と泣き崩れながら告白。美月は「一緒に治そう。私たちは、病気になんて負けない」と優しく抱きしめるものの、口元は不気味に歪んでいた。
その夜、ベッドで眠る葵の隣で、冷めた表情でスマホを操作し、「死亡保険金・給付金などのお支払いについて」というページを熟読する美月。
後日、葵が自らの死後を案じて死亡保険金1億円の生命保険証券を提示すると、美月は「聞きたくない。まだ聞きたくない」と戸惑う様子を見せながら、背を向けたその顔には笑みをたたえていた。
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