【WWE】RAW(4月20日・日本時間21日/ネバダ・ラスベガス)
元体操選手の女子レスラーが放つ前転からのXファクター、場外へのバミューダトライアングル。女子世界王者を相手に連発されるアクロバット攻勢に「体操ってすごいな」「とんでもないバネ」と驚嘆の声が相次いだ。
再戴冠を果たした女子世界王者リブ・モーガンの戴冠セレブレーション。そこに割って入ったのが、NXT女子北米王者ソル・ルカだった。挑発を受けたリブは即座にノンタイトル戦を受諾し、そのままゴングへ。終盤、外野から現れた宿敵・ザリアに気を取られたソルの隙を突き、リブがフィニッシャー"オブリビオン"を叩き込んでスリーカウント。しかし中盤までの主役は、完全にソルの側にあった。
第三ブランド”NXT”所属のソルは2025年、空位となっていたNXT女子北米王座をラダーマッチで制して初戴冠。以降もビッグマッチで防衛を重ね、NXT女子戦線の中心に居座り続けている。2026年の女子ロイヤルランブルでは、リブ、ティファニー・ストラットンとともにラスト3人まで残り、エプロンでの「ソル・スナッチャー」未遂を含め"試合のハイライト"の一角を担った注目株だ。
試合は序盤こそリブが地力のグラウンドで押し込む展開。流れが変わったのは中盤だった。ロープワークから勢いをつけたソルが、足をすくうようにマットへ入って前転。起き上がりの慣性をそのまま使ってリブの頭を抱え込み、"Xファクター"へ繋ぐ。一度の回転から間髪入れず技へ移行するシームレスな滑らかさ。元体操選手という経歴を知るファンからは「体操ってすごいな」の声、続けて「すげえ」「おおー」と言葉にならないどよめきがファンから起きる。
さらにコーナーポストを支点に斜めへ切り込む”バミューダトライアングル”。ロープ、エプロン、場外を三角形に結ぶ軌道で、空中で姿勢を変えながらリヴへ突っ込んでいくと「飛ぶねえ」「カッコいい」「とんでもないバネ」とこれにも称賛のコメントが相次いだ。
ここまで「RAW」デビュー戦を無双し続けたソルだったが、決着の瞬間はあっけなかった。追撃の態勢に入ろうとしたそのとき、NXTで抗争中の元タッグパートナーであるザリアが姿を現して襲撃。その一瞬の混乱をリブが見逃すはずもなく、振り向きざまのソルを捕まえ、一気に"オブリビオン"へ持ち込みスリーカウントを奪った。
新王者の格がかろうじて守られたリブとソルの初遭遇。だが試合を通じてのインパクトは、明らかにソル・ルカに分があった。もはや時間の問題ともいえるメインロースター昇格ラインに最も近い"規格外のハイフライヤー"が、次にどの舞台へ姿を現すのか注目だ。(ABEMA/WWE『RAW』)
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