拮抗する展開が予想されたカードは、蓋を開けたら衝撃の秒殺KO決着。試合を見守っていたグラビアアイドルも思わず「はやっ」。素で驚くほど電光石火の劇的決着だった。
4月26日、後楽園ホールで開催された「RISE197」。塚本望夢(team Bonds)と伊藤琉之助(EX ARES)の対戦は、1ラウンド開始わずか65秒で決着。フライ級連敗から階級を上げて挑んだスーパーフライ級戦で、塚本が進化を発揮した。
塚本は、初代DEEP☆KICK -51kg王者。将来を嘱望されながらもRISEではフライ級を主戦場に松本天志、花岡 竜と激戦を繰り広げるも敗戦。二階級志向を掲げつつ上のスーパーフライ級を視野に入れ臨む一戦だ。対する伊藤もRISEフライが主戦場。大きく勝ち越しているものの、前回の麗也戦に敗れこちらも一個上の階級での復帰戦となる。
特筆すべきはともに関西勢ながらこの日会場を埋め尽くした塚本と伊藤の応援団、盟友の篠塚辰樹、平本蓮と濃い面々もそろい踏み。ABEMAの実況の小出アキラ・アナウンサーも「今日のメインのような…」と形容する両軍によるコール合戦となった。タイトル戦でもない試合では異例中の異例ともいえる雰囲気だ。
ゴングとともに仕掛けたのは伊藤。伸びのあるストレートを見せるも塚本は下がりながらパンチを避ける冷静な立ち上がり。塚本は前蹴りから膝とスピーディな攻め。右ハイをかすめ、さらにクロス気味に右をコンパクトに当てると伊藤は後方にゴロリと倒れ込み、わずか開始1分でダウン。
すぐに立ち上がる伊藤だが完全に目が泳いでおり、ファンからも「わあ、ダメージあるな」「もうダメでしょう」「こりゃキツイ」「目が飛んでるぞ」の声が飛ぶ。すぐに立ち上がる伊藤だが、試合を再開するも後退して防戦一方。ここで反撃能力がないと判断したレフェリーが割って入り早々と試合を止めた。
試合前のムードから一転、あまりの電光石火の決着にゲストで俳優、グラビアアイドルとしても活動するタレントの志田音々が「はやっ」「圧倒的でしたね」と短いワード数で驚きの反応。実況アナも「ちょっとこれはスゴイ」。その言葉が全てを物語るワンサイド・ゲーム。試合後には対戦相手に感謝のコメントのあとで「もう僕タイトルマッチでしょ、やらなきゃいけないでしょ」と運営へ向けて大胆アピール。さらに「ベルトも欲しいですけど、唯一無二の選手になりたいのでMMAでRIZINどうですか?」と逆提案。さらに篠塚・平本軍団らしく「早くパーティーがしたいので」とパリピ風を吹かせるも、この日ばかりは何を言ってもいい空気と誰もが納得の”65秒”KOだった。
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