
再び巨大ヒグマが現れました。体重は300キロにも。付近では警戒を強めています。
「2メートルは軽く超える」
センサー式カメラに近づいてくる、巨大なヒグマ。鋭い爪が映っています。
3日前の2日午後4時前。北海道興部町にある住宅近くの山林です。冬眠明けとは思えないほど、脂肪をたっぷりと蓄えているのが分かります。
自宅の近くで20年ヒグマを観察している黒澤徹也さんは、ヒグマの大きさに驚きを隠せません。
「すごく太いという印象。太くてでかい。250~300キロ位あるんじゃないか。“メタボヒグマ”と言っている」
“メタボヒグマ”と呼ぶ巨大なヒグマ。オスの成獣で体重300キロほどあるのではないかといいます。
1分後には、別のカメラにも。大きな体を起こして立ち上がり、木に背中をこすりつけています。丸々と太った尻を揺らして、のしのしと歩いていきます。
カメラが捉えたのは、「背こすり」と呼ばれる行為です。
「臭いをつけていると思う。自分みたいなでかいクマがいることを周知するために、背こすりをしている。メスだと尻から出るフェロモンを付けてオスに知らせる。その木を通してクマ同士でコミュニケーションをとっているのでは」
立ち上がった時の大きさは?
「2メートルは軽く超える。恐らく2メートル20~30センチはある」
先週には、別の個体とみられる大きなヒグマの姿も。腹や尻を見ると、冬眠明けの時期としては多くの脂肪が付いているのが分かります。
「今年は春なのにすごく太った個体が多く映るように感じている。冬眠前はもっともっと太っていた印象」
午前2時すぎ、地面のにおいをかぎながら、木の辺りに近づいてきたヒグマ。何かを食べているのでしょうか。立ち上がり「背こすり」をしています。
ゴールデンウィークの期間に、複数のカメラが巨大なメタボヒグマをとらえる中、5日、人里の近くにもクマの痕跡が。
「きのう雪が降った。まだ白いが、けさ(撮影で)走り回っていたら、雪にでかい足跡が付いていた」
5日午前7時半ごろ、雪が積もった農道に大きなヒグマの足跡が。道路に沿って、延々と続いています。
撮影した黒澤さんが自分の足と比べてみると…。靴のサイズは、28センチ。それをはるかに上回る大きさです。
「すぐ近くに農家がある。200~300メートルくらい。牧草を食べにくるので、牧草畑にこれからの時期出てくる」
“恐怖の数秒”
ゴールデンウィーク中、多くの人たちでにぎわう観光地。旅行中にクマと遭遇する事態も。
道路の対向車線から、突然…猛スピードで走るヒグマ。 急にセンターラインを越えて、衝突寸前に。夫婦で旅行中の出来事でした。
妻
「え?え?え?」
夫
「クマ」
「びっくりした大丈夫?」
妻
「びっくりした。しかも成獣だったね」
夫
「でかっ」
時速50キロほどで走る車に、迫りくるヒグマ。運転していた夫が、恐怖の瞬間を語ります。
都内在住 運転していた男性
「北海道に旅行に来ていて、近くの晩成温泉に入った後、山道でクマに遭遇した。ぶつかったら車が壊れる。クマだからどうしたら良いか分からない。被害がニュースで出ているので、車の方に向いてこられたらおしまい」
観光名所でヒグマと遭遇する人も。
木の奥から、黒い物体が。撮影していた男性がカメラをズームすると、ヒグマが何かを食べているのが確認できます。
一人旅でヒグマと遭遇
撮影者(60代)
「夕方午後4時半ごろ。今の時期、水芭蕉(みずばしょう)がきれいに咲いている場所の近く」
ヒグマが現れたのは、水芭蕉を無料で観賞できる観光地です。
ゴールデンウィークの前後頃に見頃を迎えるという水芭蕉。60代の男性が一人旅で立ち寄り、写真を撮ろうとしたところ、ヒグマに遭遇したといいます。
「この時点ではクマはまだ私に気付いていない」
ヒグマは冬眠明けのこの時期、水辺に生える水芭蕉を好んで食べるといいます。しばらくすると、ヒグマが動き出します。人の気配に気づいたのか、こちらを見ています。
ヒグマと目が合ったという男性。“恐怖の数秒”を語ります。
「ここでクマが私の存在に気付いて、この時点で私は後ずさりしてすぐに退避した。恐怖ですね。距離は50メートルくらいで近かった。クマが私の方に走ってくるのではないかと。緊張感が漂う数秒」
(2026年5月5日放送分より)
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