——まだアフレコは途中とお聞きしたのですが、現時点で天馬を演じられてみていかがでしょうか?
大塚:僕もこれから向き合っていくという感じなのですが、ぶつかっていくようなイメージでやっていますね。あまり演じる上でああしようこうしようと意識してしまうと、別物になってしまうのかなと思うので。まだ1回しかアフレコには参加していないのですが、「ヒールっぽく見えるように」というディレクションもいただきまして、そこが彼の凄みの部分になってくると思います。
——続いて千里についても伺えればと存じます。十三からは「アネゴ」と呼ばれている頼りがいのあるキャラクターです。
種崎:アネゴと呼ばれていますし、威圧感のようなものをメインPVのときに出せたらと思っていたのですが、「アネゴというよりもオカンであれ」と(スタッフに)言われたんです。「ああ、なるほど。アネゴよりオカンか!」と思って最初のアフレコに臨んだら、それだけではないと言いますか、どっちも持っている子なので塩梅がとても難しくて……。
——十三も39歳の伝説の殺し屋で身体は中学生というように、『キルアオ』ではいろいろな一面をあわせ持ったキャラが多いですよね。
種崎:千里さんは家庭科部の部長でもあるので、縫い物の指導などを十三たちにしたりするのですが、そこもオカンだったらこう教えるかなというイメージで演じてみたら「ちょっと距離が近いので、部長としてちゃんと指導してあげてください」と言われて、「なるほど?!」と。
——オカンでありアネゴであり部長という。
種崎:はい。なので、アフレコを続けていったら、ちょうどいい塩梅が見つかりそうな気はしています。家で「こうかな? ああかな?」って思っていた演技よりも、現場で十三たちとやり取りして勝手に出てきた演技はやり直しにならないと言いますか、「それで!」という感じなので、あんまり考えすぎるのはやめて現場でやり取りをしながらそれぞれのキャラクターを作っていければと思ってやっています。
——大塚さんから見た千里の印象はいかがですか?
大塚:原作を読んでの印象になりますが、さきほど種崎さんが天馬のことを女子からしたらたまらないっておっしゃっていましたが、逆に千里は男子からしたらとても魅力的ではないかなと……大人になったから感じることかもしれませんが(笑)。
種崎:たしかに大人は千里かもしれませんね。
大塚:最初はしっかりしているという印象から始まりますが、自分のことよりも他人のことをよく見ていて、だからこそ自分のことになるとあわあわするところもありますが、中学生らしさもありつつちょっと大人びている先輩であり部長なので、すごく頼りになる人ですよね。
天馬との関わり合いの中で、また新しい一面を見せてくれますし、ある種ノンデリな天馬は、自分ではわかっていたつもりだったことを千里から学んでいって。中学生だけど中学生らしからぬところもある。いろいろな魅力がある人だなと思います。
種崎:実はまだ(アフレコで)会話をしていません(笑)。
——天馬と千里の掛け合いにも注目して、放送を楽しみにしたいと思います!
大塚と種崎がどのように天馬と千里を演じていっているのか。ぜひ放送で確かめてみてほしい。
※種崎敦美の「崎」は、正式にはたつさきの字
取材・撮影・テキスト/kato
(C) 藤巻忠俊/集英社・「キルアオ」製作委員会

