◾️夫の“脱長時間労働”も必要?識者が指摘する「活用する手前」の課題
この方針をめぐりSNSでは「こんな制度できたらまじ助かる」「早く補助が始まってほしい」といった賛成の声がある一方で、「そんなの頼むほど余裕ないよ…それなら生活に関わる税金を減税してくれよ…」「人を家にあげるのに抵抗ある」という声も上がっている。さらに、「シッターや家事代行の補助を手厚くするより、夫の働き方(会社側)をもっと柔軟にしてほしい」という指摘もあった。
こうした意見を踏まえ、自身もベビーシッターを利用しているという川口氏は次のように語る。
「片働き家庭でもシッターの活用はニーズがあるというのはおっしゃる通りで、発言は非常に前向きだと思った。でもSNSの声にあった通り、シッターを活用される方って共働きの方が利用機会は多いのかなと思うと、共働きで女性の方が働きながら家事、育児をたくさん請け負っている方が一般的には多いと言われている中で、男性側も家庭進出をした上でのシッター活用だったり外部サービスの活用を検討する方が、中長期的に見て男性側も脱長時間労働につながるきっかけにもなるのではないかと思う」(川口氏、以下同)
「活用することや選択肢としては大前提すごく前向きだと思うが、それを活用する手前の家庭内の環境をもう一回振り返ってみる。前提のところを見直すことも重要だと思う。その時に女性だけじゃなくて男性も家事、育児にリソースが割いているかも含めて考えることが大事なのではないか」
家事代行やベビーシッターを頼まなくても、単にベビーシッターを使えば解決するという話でもないという点も指摘した。
「私も実際に利用しているが、結局シッターさんを手配するところにも様々なハードルがある。わりとそれも女性側がその辺を調べて、手配して、調整して、シッターさんを実際に頼む前に面談してということも女性が担っているケースが多いと思う。シッターさんを活用するにあたって男性側も意識的になることも大事なのではないか」
(『わたしとニュース』より)
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