
熊本の海で異変が起きています。100頭ほどのイルカが現れ、名物のタチウオがとれなくなり不安が広がっています。
八代海でイルカ大量出現
群れになって泳ぐイルカ。これまでイルカの目撃例が少なかった九州西部の八代海で撮影されたものです。
芦北町漁協 上塚末博芦北支所長
「目撃されることが去年の夏からだんだん増えてきた。何百頭かいる」
去年夏ごろから、八代沖で確認され始めたイルカ。冬に撮影された動画では100頭ほどが確認できたといいます。
天草の通詞島沖には、およそ200頭が生息していると言われていますが、八代海での大量出現は、上塚芦北支所長によると初めてだということです。
タチウオ激減 漁師悲鳴
近年、イルカの群れが確認され始めた九州西部の八代海。もう一つの異変が起きています。
上塚芦北支所長
「漁師が『魚が取れなくなった』と。タチウオは今年に入ってゼロ。漁業者の生活がかかっているので、大変かなと」
「田浦銀太刀」と呼ばれ、名物になっているタチウオ。去年1月から3月には1400匹ほどがとれましたが、今年はゼロ。全くとれなくなってしまったといいます。
「(Q.漁師にとっては死活問題?)そうですね。『もう続けられない』と言っている。実際に数名、辞めた方、職を変えた方がいらっしゃいます」
タチウオの漁獲量減少との因果関係について、イルカやクジラを研究する、長崎大学の天野雅男教授はこう話します。
「(因果関係は)あると思う。実は、早崎瀬戸(通詞島沖)にいるミナミハンドウイルカも、いろいろ漁業被害の報告があります。魚介類は、基本的に口に入るサイズなら何でも食べる」
(2026年5月15日放送分より)
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