高市総理を支える「国力研究会」は派閥?自民党幹部と語る政策グループの必要性&その功罪は

ABEMA Prime
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■「派閥」の是非

設立の背景は
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 自民党といえば、いわゆる「裏金問題」を契機に、麻生派を除く派閥が解散した経緯がある。改めて、その功罪をどう見るべきか。

 前衆議院議員の中谷一馬氏は、メリットについてこう述べる。

 「政治は議員数がどれだけ求心されているかという大事な指標だ。(メリットは)人材育成機能があるのは間違いない。面倒を見てくれる先輩がいて、政治のイロハを新人議員に教えてもらえるのはアセット(資産)だ。だがデメリットは、古い慣習がそのまま踏襲をされてしまって、(政治資金収支報告書)の不記載やキックバック、中抜きといったことが常態化してしまったこと。ガバナンスが党として利かせられなくなり、派閥がしていることがブラックボックス化してしまったことが大きな問題だ」。

 これに対し、麻生派の事務局長でもある井上氏は、不記載問題と派閥の存在を切り離して考えるべきだと主張する。「不記載問題は、派閥があったから起きたわけではない。あれは単に記載すればよかっただけ。現にうちの派閥は何も問題が起きなかった。あの問題が起きたから派閥解消というのは非常にミスリード。旧来型の派閥、つまりお金を集めて配ったり、過度に人事に介入して党内に影響力を行使するものは解消すると自民党が決めた。政策を立案したり、情報共有、人材育成、新人の教育、選挙の応援といった機能を持つ政策集団は、決して悪いものではない」。

 安積氏も、派閥が果たしてきた役割について補足する。「自民党は他の政党と同じ格の政党ではなく、派閥が他の政党と対等な地位にあるような感じで、同じ考え方で集まっているのが派閥だ。議員400人が同じ考えでいるのはおかしい話で、その中で似たような、あるいは人間関係でまとまって集団が発生するのはある意味仕方がない。自民党がここまで長く続いてきたのは、派閥の中で話し合いをして、適宜『ガス抜き』をやってきたから。意思決定についても、派閥をうまく使うのは必要だ。ただデメリットとしては、派閥単位でポストを割り当てられるため、能力があろうと年次順になりがちだという点がある」。

 自民党は2年前にガバナンスコードを作り、旧来型の派閥を解消する方針を打ち出したが、今後の「人の塊」のあり方については意見が分かれる。井上氏はこれからのグループのあり方を次のように展望する。

 「過度にお金や人事を差配するような状況をやめた。純粋な政策集団として同じ志を持つ人が集まって、そしてお互いに協力していく。そういう意味では何も悪くないし、これからの形だと思う」。

 中谷氏は、政治における「数」の論理を認めつつ、健全な競争を求めている。「民主主義のゲームルールは、過半数以上を取った人に権限行使の権利を与えるというもの。企業で言ったら売り上げ、テレビで言ったら視聴率が大事になるように、政治で言うと議員数というのが大事な指標。417人の国会議員がいる中で、300人が高市さんを応援するという勢力をつけたならば、それは地盤が安定することに繋がる」。

 政治学者の岩田温氏は、党内の活力という観点から派閥の意義を強調した。「(政治思想家の)マキャベリは、内部で抗争する方が全体としての力は強くなると主張した。自民党は派閥によって『次の総理を誰にするんだ』と常に考えることによって、党内に活力が生まれる。その活力が野党には見えてこない。自民党が強くなるためには、私はむしろ派閥を復活した方がいいと思う」。

 EXIT兼近大樹氏は、透明性の担保を前提としたグループ形成の必要性を語った。

 「派閥がなかったとしても、それっぽいものは絶対できてしまう。派閥みたいな仲間がいないと、全員でふわっと話して誰か1人がとりあえず決めたようになってしまう。グループでまとめた話をドンと上げた方が話は早いのは素人目に見てもわかる。透明性だけしっかり担保してもらえれば、全然問題ない」。
(『ABEMA Prime』より)
 

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