【SVリーグ】サントリーサンバーズ大阪 0ー3 大阪ブルテオン(5月17日・男子CS決勝)
レジェンドらしい勇姿だった。男子バレーの今季ラストマッチ後、引退する世界的名手を選手たちが胴上げすると、身長218センチが宙を舞う“規格外”の光景が繰り広げられた。
5月17日に大同生命SVリーグ男子のチャンピオンシップ(CS)ファイナルの第3戦が行われ、レギュラーシーズン1位のサントリーサンバーズ大阪は同2位の大阪ブルテオンと対戦。第1戦で勝利したものの、第2戦はフルセットの末に敗れて迎えたこのゲームも相手の勢いに押され0ー3で敗戦。リーグをけん引してきたサントリーは連覇を逃した。
試合後にはエース・髙橋藍や関田誠大らチームの主軸が悔し涙するシーンもあったが、ブルテオンの優勝セレモニーが始まる前、彼らは涙を拭い、笑顔になる一幕があった。
サントリーの選手たちが輪になって今季最後の試合後ミーティングを終えると、引退を表明する選手たちを労う時間に。まずは27歳のミドルブロッカー・樫村大仁が胴上げされると、その光景にブルテオンの選手たちも集まり、コートには“赤と青”の輪ができていた。
続いての胴上げは、37歳のオポジット、ドミトリー・ムセルスキーだ。218センチの登場には中継の実況・足立清紀も「そしてレジェンド、ムセルスキー。上げられるか?218センチ」と伝え、解説を務めた元日本代表・古賀幸一郎も「ギネス申請していいんじゃないですかね。218センチの胴上げ」と、壮観な光景を見ながらそう話した。
実況・足立は続けて「最後まで伝説を作っていきました」と伝えたように、2018年の来日以来、8シーズンにわたって日本バレー界をけん引した元ロシア代表は、レジェンドと言って差し支えないだろう。今季限りでの引退を表明した際には多くのファンから惜しまれる声が届いたが、ムセルスキーはその後も圧倒的なパフォーマンスを発揮し続けた。
今季のレギュラーシーズンの総得点はリーグ2位の821点を挙げ、アタック決定率もリーグ3位の53.3%をマーク。さらには55本のエースを記録したサーブも、効果率は13.4%を記録してリーグ4位につけるなど、圧巻の成績。チャンピオンシップでもその存在感は健在で、セミファイナルの2試合ではアタック決定率56.6%、ファイナルの3試合では47.4%を記録し、特にファイナルではブロックも7本と、その圧倒的な“高さ”も際立った。
コートではその後、ムセルスキーが同じく今季限りで引退する39歳の名サウスポー・清水邦広と肩を組んで互いに労うシーンもあり、ファンはSNSでも「ムセルスキー選手の胴上げにブルテオン選手も参加するの最高に良い!」「両チーム一緒にムセルスキー選手の胴上げ。泣ける」「ムセルスキー、清水、両選手お疲れ様でした」「ムセルスキー、もう見られないのか、寂しい」と、引退を心から惜しみつつも労う声であふれ返っていた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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