19日、閣議後の会見において、フリーの記者が小野田紀美大臣に対し、外国人の永住問題などについて質問した。
指名を受けたフリー記者が「永住権問題の原点は…」と切り出した瞬間、小野田大臣は眉をひそめ、表情を厳しいものへと一変させた。
記者は続けて、2013年の安倍首相(当時)による「もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました」というニューヨークでの発言を引用。会見場で当時の音声データを流し始めた。音声が流れる中、小野田大臣はその途中で遮る形で「すいません、端的にお願いします。そんなもの、存じ上げておりますので」と鋭く指摘した。
仕切り直した記者は、2017年の安倍首相(当時)による高度人材への永住許可簡素化の発言に言及。アニメ・マンガ業界を中心に高度人材の中国人が7割に達し、2024年には約2万8000人に急増しているデータを提示した上で、「単なる人手不足だけでアニメ・マンガ業界に中国人が集中しているわけでなく、永住権取得の抜け道として利用されていることが明らかになり、アニメ・マンガ業界を悪用した移民目的の中国人が増えている現状」について、小野田大臣に外国人対策およびクールジャパン担当大臣としての見解を求めた。
これに対し小野田大臣は「まず初めに申し上げておかなくてはいけないのは、言葉を気をつけていただきたくて、我が国は『永住権』ではありません。永住は権利ではないんです。『永住許可』です。要件を満たした上での許可なので」と、記者の「永住権」という言葉遣いを厳しく是正。「『永住権』と言われると権利であるかのように誤解をされますので、我が国では永住許可であるということは気をつけて発言をしていただきたい」と指摘した。
その上で、個々の在留資格の所管は法務省であるとしつつも、「外国人との秩序ある共生社会推進担当大臣として申し上げると、今後、永住許可基準について、独立生計要件や国益要件を見直すことなどを検討しています。法務大臣と連携し、永住許可の一層の適正化に向けて総合的対応策に盛り込まれた各種取り組みをしっかりと進めてまいりたい」と答えた。
記者はさらに「このポイント制度も、5年が3年に緩和されたり、緩めて、それで中国人が増えています。そういうところの改正はないでしょうか?」と重ねて質問すると、小野田大臣は「ポイントも含め、全ての在留許可について今適正化をやっているところでございますので、ライフハック(抜け道)のようなことはさせないというのは当然です」ときっぱりと答えた。
(ABEMA NEWS)

