
ナフサ不足の影響が多くの業界に広がっていますが、このピンチをチャンスに変えようとするギョーザ店を取材しました。
ナフサ不足でギョーザ危機も
モチモチの皮の中から肉と野菜のうま味があふれ出します。埼玉県を中心に全国展開する中華料理チェーン「ぎょうざの満洲」。
石油化学製品の原料となるナフサ不足の影響で、今月からトレーに入った「冷蔵生ぎょうざ・12個入り」の販売を休止しています。
持ち帰りの主力商品だった「冷蔵生ぎょうざ」の販売休止は、会社的に大きなダメージかと思いきや…。
ぎょうざの満洲 広報 久保田洋美さん
「袋ぎょうざへの移行を進めていこうと考えています」
トレーに入った「冷蔵生ぎょうざ」とは別に、トレーを使わず袋に詰めただけの「冷凍生ぎょうざ」も販売していたぎょうざの満洲。
トレー入り生ギョーザの販売休止を好機ととらえ、袋入り生ギョーザを持ち帰りの主力に据えることを決めたといいます。
袋入り生ギョーザへの移行は消費者にもメリットが。トレー入りの「冷蔵生ぎょうざ」が12個入り370円と1個あたり30円以上するのに対し、資材費をおよそ3割カットできる袋入りの「冷凍生ぎょうざ」は20個入り500円と1個あたり25円で、お得に買うことができます。
買い物客
「前はトレーに入っていたものを買っていましたけど、孫たちも来て大人数なので、こっち(袋入り冷凍生ぎょうざ)のほうが値段的にもお得だなと」
メリットは価格以外にもあります。
久保田さん
「(トレー入りの)パックのギョーザって冷凍庫の中でもかさばる。捨てる時にもごみがかさばってしまうという話を頂く。袋だと形も変えやすいので、冷凍庫の中でもかさばらずに、うまく収納することができる。捨てる時に畳んでしまえば、かなりコンパクトになる。大きなメリットだと思う」
政府「目詰まり解消に努力」
一方で、ナフサの供給不安の影響は広がり続けています。
食品容器大手4社(エフピコ、シーピー化成、中央化学、リスパック)は、来月出荷分から全製品の価格を引き上げると発表しました。
値上げ幅は、エフピコが20%以上、シーピー化成とリスパックは25%以上、中央化学は30%以上となります。政府は…。
赤沢亮正経産大臣
「供給の偏りや流通の目詰まりがあることは承知をしておりまして、情報提供窓口などを通じて情報を寄せて頂いて、一つ一つ丁寧に解消する努力を続けているということであります」
(2026年5月20日放送分より)
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