
イカの王様と呼ばれる「アオリイカ」が豊漁で、価格が例年の半分程度になっています。何が起きているのでしょうか。
【画像】春イカは身が分厚く、コリコリでねっとりとした甘さが特徴
アオリイカ2キロの大物
島根県出雲市の岸壁で釣り上げたのは巨大なアオリイカ。その重さはなんと、1.4キロです。
SNSには、全国各地の釣り人から釣果の報告が相次いでいます。中には2キロを超える大物も。
この時期獲れるアオリイカは「春イカ」と呼ばれ、身が分厚く、コリコリとした食感とねっとりとした甘さが特徴です。
流通量が少なく、スーパーにまとまった量が出回ることはまれですが…。
21日、都内の居酒屋に届いたのは神奈川県の三浦半島の漁港で水揚げされた生きたアオリイカです。共食いをしてしまうため、1つ1つカゴに入れて運びます。
注文が入ると、生きたイカをすぐに調理。光に透けるほど透明な身が、そのまま刺身として提供されます。
田無漁港直売所 早津茂久社長
「今のアオリイカは春を迎えて、すごくおいしい時期を迎えています。イカの王様と言われるだけあって、甘さも大きさも一番です」
これまで3278円していたアオリイカの活け造り、今は半額の1628円に。異例の安さとなっています。
シンプルに塩だけをつけていただきます。甘さがダイレクトにきます。肉厚ではね返ってくるような弾力があって、口の中に一気に濃厚な甘さが広がるのでとてもおいしいです。
なぜ豊漁?
格安で提供できるわけは…。
早津社長
「今年はゴールデンウィーク明けてから、(漁獲量が)一気に増えて思いっきり値段が崩れた。その時の値段で出していたら、お客さんがすごい喜んでくれた。続けてみようかなと思って」
豊漁について専門家は、このように話します。
近畿大学 有路昌彦教授
「主力だったところは逆に取れなくなってきている。全体で見てみると減っているという状況。(アオリイカは)春から夏にかけて産卵のために岸に寄ってくる。そこで漁獲するという感じ。特に暖流の変化と日本近海の水温が上昇している」
(2026年5月22日放送分より)
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