25日の参議院決算委員会で、日本維新の会の柴田巧議員が、累積赤字を抱える官民ファンドの問題を取り上げ、政府の対応を質した。
【映像】柴田氏「官民ファンドと言いながら実際は国営ファンド」
柴田議員はまず、今年3月31日に解散した株式会社農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)について、「計画では解散時には120億円の損失に留めるとしていましたが、結局最終実績の見通しはどうなるのか。また、財政投融資特別会計から出資された300億円というものは、この毀損はどの程度になる見込みなのか」と質問した。
これに対し農林水産省の河南健総括審議官は「コロナ禍や資材、人件費の高騰などの外部環境の変化もございまして、今年3月末の解散時点の累積損失額は213億円となったところでございます。国からの出資金300億円につきましては、その3分の2程度が毀損することとなると見込んでおります」と答えた。
続いて柴田議員は、令和6年度末で383億円の累積損失を抱えるクールジャパン機構(株式会社海外需要開拓支援機構)について、改善計画を2度見直した責任を追及。経済産業省の江澤正名統括調整官は「投資計画を2度にわたり見直す結果となったことは、これを真摯に受け止めまして、引き続き適切な運営に向けて監督等を行ってまいりたい」と答えた。
さらに柴田議員は、最大の投資先であるスパイバー社が約300億円の債務超過で特別清算を申請する方針となった問題に触れ、「経産省として最大の投資先であったスパイバー社の財務悪化をいつ把握して、どのような対応を行ったのか」と質問。
江澤調整官は、機構から随時報告を受け、経営者の招聘や取締役の派遣、販売先の開拓等の支援を行ってきたと説明した。
赤字官民ファンドは実質“国営ファンド”?維新議員が指摘
