■「交際経験ゼロはリードできなさそう」の背景にある“男はこうあるべき”という呪縛
交際経験ゼロの男性について、女性側が抱く第一印象のデータでは「どちらとも言えない」が過半数を占めた。
これについて犬山氏は、「交際経験ゼロだから、その人の人間性がどうかまで左右されるものじゃないから、『どちらとも言えない』になるのではないか」との見方を示した。
「恋愛が一番のプライオリティじゃない方も結構いるし、セクシャリティ的に『恋愛をしない』という方もいる。“交際経験ゼロ”というだけで印象を決めるのはちょっともったいないと思う」
一方で、懸念点としては「リードできなさそう」「地雷の可能性がある」「気遣いができなさそう」「会話が弾まなさそう」「思い込みが強そう」といった声も上がっている。
「リードできなさそう」という意見の背景について、犬山氏は次のように指摘する。
「『リードできなさそう』の“リード”ってなんなんだろうってすごく思う。リードされたい人もいるのかもしれないが、(調査結果を見ても)2割程度。これも恋愛経験だけで、その人にリーダーシップがあるかどうかは測れないと思う。どちらかといえば働き方を見た方がわかるのでは」
「このデータを見て、男はこうありなさいという社会の規範が如実に出ていると感じる。『男はリードしろ』『男はこうであれ』みたいなイメージが『リードできなさそう』の回答に詰まっていると思う。例えば、反対に女性の1位が『料理できなさそう』とか言われたら、私はイラッとする。女性だからといってそれを求められるのは嫌だな。男性はこうあるべき、女性はこうあるべきみたいなものはどんどん減っていくといいな」
また、「地雷の可能性がある」という懸念についても、次のように指摘した。
「これも差別的だと感じる。これまで誰ともパートナーシップを築けていないのだから地雷なんじゃないの?って思うかもしれないけど、でも友情関係や職場の人と良い関係が築けていたら、そこはやっぱり関係ない気がする」
(『わたしとニュース』より)
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