将棋の第11期叡王戦五番勝負第5局が5月31日、千葉県柏市「柏の葉カンファレンスセンター」で開始された。防衛3連覇を目指す伊藤匠叡王(王座、23)に、初の叡王位獲得を狙う斎藤慎太郎八段(33)が挑む大一番。シリーズ成績2勝2敗のタイで迎えた本局は、勝者が叡王のタイトルを手にする。将棋界の今後のゆくえを占うと言っても過言ではない、運命の最終局が幕を開けた。
今期の五番勝負は、まさに激動の展開を辿っている。開幕当初は伊藤叡王が第1局と第2局で勝利。このままストレートで押し切るのかとも思われたところから、カド番に追い込まれた斎藤八段が意地の猛反撃を見せ、第3局からの2連勝で勝負を振り出しに戻した。
防衛を目指す伊藤叡王は、自身が保持するタイトル戦において、もつれ込んだフルセットを全て射止めてきたという圧倒的な勝負強さを誇る。さらに、5月28日に行われた王位戦挑戦者決定戦では羽生善治九段(55)を破り、藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、23)への挑戦権を獲得したばかり。この充実ぶりと勝負強さを発揮し、3連覇を決めることができるか。
一方の斎藤八段は、絶体絶命の淵から2勝を返したことで完全に勢いに乗っている。2期連続挑戦でタイトル獲得、そして悲願の奪取を叶えるべく、心身ともに最高の状態で盤に向かっているはずだ。
フルセットの死闘を制し、最後に笑うのはどちらか。持ち時間は各4時間、振り駒の結果、先手番は伊藤叡王に決定した。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





