31日、気象庁と国土交通省水管理・国土保全局は合同で記者会見を開き、沖縄の南の海上を北上中の台風6号の今後の見通しと各地への影響について説明した。
冒頭、気象庁予報課主任予報官の池田氏は「台風6号は暴風域を伴って強い勢力で6月1日に沖縄地方に、6月2日には奄美地方に接近し、その後次第に進路を北東に変えて九州・四国地方に接近する見通しとなっています。さらに3日には暴風域を伴って近畿地方、東海地方や関東甲信地方に接近する見込みです」と説明。続けて「沖縄地方や奄美地方、九州、四国地方、近畿地方、東海地方、そして関東甲信地方では、総雨量が200~300mmを超える大雨となる恐れがあります。暴風や高波、高潮、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください」と呼びかけた。
次に国土交通省水管理・国土保全局河川環境課の目黒氏が「台風の影響が出る前に、ハザードマップの確認をお願いします。自宅や勤務先、滞在先における水害や土砂災害などの危険性、避難場所や避難ルートをあらかじめ確認してください」と事前準備を求めた。続けて「台風の接近により急な増水や高波が発生します。見た目にかかわらず、急激に危険な状況となる場合があります。河川や海の様子を見に行くことや近づくことは避けてください」と注意を促し、交通機関の運休や道路の通行止めへの備えも呼びかけた。
再び池田氏は台風6号の現況について「今朝9時の段階で沖縄の南の海上にあり、最大風速30m、最大瞬間風速45mといった勢力で、時速15kmと自転車並みの速度で比較的ゆっくり北上している」と説明。沖縄地方では最大風速35m、最大瞬間風速50m、最大波高10mが予想されるとし、「走行中のトラックが横転する、多くの樹木が倒れる、電柱や街灯でも倒れるものがある、そういった風が沖縄、奄美付近では最大見込まれていますので十分警戒していただきたい」と訴えた。さらに「5月29日から新たな防災気象情報の運用を開始しており、避難するタイミングはレベル3とレベル4となっています」と新制度の周知を求めた。
最後に目黒氏は「中小河川は短時間の強い雨により急激に水位が上昇します。わずか数分の間に数mの水位上昇をする場合もあります」と河川特性に応じた避難行動の重要性を強調。「大雨が予測されるときは雨の降り始める前から事前放流を実施します。サイレンなどの防災情報に十分に注意してください」と述べた。(ABEMA NEWS)
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