
人が襲われケガをするなどサルによる被害が相次いでいます。人に慣れたサルが増えている背景には「空き家」の存在が影響しているようです。
人慣れサル被害続出
電線を激しく揺らしているのはサルです。しかも2匹。電線の上を歩いていきます。東京・青梅市の住宅街に2匹のサルが現れました。
サルを撮影した人
「子どもみたいなサイズかな。初めて、ああいうところにいるのは」
「犬猿の仲」とされる犬が吠えていても、動じる様子はありません。
サルを撮影した人
「(サルは)特に焦る様子もなく、電線の上をつたっている。全然、警戒心がない」
撮影した人は、この時に違和感を覚えたといいます。
サルを撮影した人
「山で見るサルはすぐ逃げる、人間が見たら。でもそういう感じは全くしない。(人に)慣れているような感じ」
瀬戸内海に面した山口県の周南市でも…。
視聴者撮影
「本当にサルが来ている」
電線や庭…住宅街で大暴れ
今、市街地に慣れたサルの目撃が相次いでいます。兵庫県姫路市の住宅街では…。
自宅にサルが来て被害
「(サルは)ここから来た。この上にいたみたいで、夫と娘がネットを開けて(木の実を)収穫をしていた。夫と娘は追い払われて…」
その時に撮影された写真です。
自宅にサルが来て被害
「ここの下です。この真下あたりで食べて、ババババって葉っぱごと取って、下に降りてガガガッと食べて、ポイして移動って感じ」
サルが食べていたのは、庭先でなっていた木の実でした。
姫路市内では、4月の半ばから、単独で行動するサルの目撃が相次いでいて、車の上のルーフキャリアに、居座る様子も撮影されています。
姫路市では目撃情報の急増を受けて、箱わなの数を増やすなど、対策を強化しています。
姫路市 鳥獣対策担当 浅井寛主任
「こちらがサルを捕獲する専用のおり。バナナ・イモ類・木の実など置いている」
ただ、いまだ、捕獲には至っていません。
浅井主任
「おりだけで捕獲まで至ってない状況が1カ月以上続いている。これだけ長く市街地で放浪するサルは今回が初めて」
そんな姫路市民を悩ませ続けているサルにも“人慣れ”を感じさせる行動がありました。
自宅にサルが来て被害
「(サルが)あっち行けみたいな感じで、ドドドンって音をさせて」
人を恐れるどころか、自ら近づいてきたサルが人を追い払うように、威嚇してきたというのです。
女性、子どもを襲撃“けが”も
今、恐れているのは、人身被害です。
浅井主任
「女性、子どもに危害を加える。人身被害の報告もある」
実際に姫路市にも近い神戸市で、今年サルに襲われたという人に話を聞けました。
サルに襲われた女性
「撮っているカメラに目を向けて、そのまま飛びかかってきた」
これが、そのサルを捉えた映像です。女性が撮影しているとサルは突然、こちらを向いて一気に迫ってきました。
女性はこの時、転んで手を負傷しさらに…。
サルに襲われた女性
「逃げたけど追いつかれた。追いつかれて背中にタッチされた。サルが私の中ではかわいいイメージだった。ただ実際、凶暴なところを目の当たりにした」
「不用意に近づいてはいけない」。女性は、身をもって体感したと話していました。
人に慣れたサル…なぜ増えた?
なぜ、人に慣れたサルが相次いで確認されているのでしょうか?
姫路猟友会 深田正一さん
「市街地で人間の食べ物を食べて暮らしているので、ちょっと厄介」
対応にあたるハンターは一つの理由として、「空き家」の存在を口にします。
深田さん
「空き家がたくさん、あちこちにあるので。例えばそういうところに寝る可能性がある。空き家があってもうそこに寝泊まりすれば、ますます自分のテリトリーになってしまう」
姫路市は、箱わなでの捕獲が難航していることを受け、違う手段を協議中だとしています。
(2026年6月1日放送分より)
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