【映像】「議論に加わって」自民議員に苦言の瞬間(実際の様子)
慎重派の岩屋毅前外務大臣は執行部に一任されるのを前に退席し、記者団の取材に応じた。
岩屋議員は「私自身は当然国旗は尊重していますし、国民の皆さんにもぜひそうあっていただきたいと思っておりますが、しかし、刑罰によってそれを担保するということは妥当ではないのではないかと今日も申し上げて、必ずしも了承は致しておりません」と述べ、取りまとめ前に退席したことを明らかにした。
記者が「刑罰は妥当ではないと思うのはどういう理由か?」と質問すると、「今もう、ごく自然な形で国民の皆さんは国旗に対する尊重の意識を持っておられる、幅広くそれは共有されていると私は認識をしています。しかし、かかる立法を行うことによって、自然な尊重の対象である国旗が、尊重しなければ処罰される国家権力の象徴になるわけであって、それが国民の意識に与える影響のほうを私は心配しています」と答えた。
その後別の記者が、「これ高市政権がかなり力を入れたものですけれども、岩屋さん以外の異論が出てこない今のPT(プロジェクトチーム)の状況はどう肌感覚で感じます?」と質問。
岩屋議員は「必ずしも全員がこのPTに出てこられるわけではありませんけれども、実は自民党の中にはいろんなもっと意見があるんではないかなと思っております」と答えた。
記者がさらに「物言えぬ空気が若干党内に広がっている感じはありますか?」と聞くと、「そこまでは申し上げませんけれども、これは小さい問題のようであって実は大きな問題だと思うので、私も時間を割いてずっと議論に参画してきたわけですね。やっぱり立憲体制の根幹に関わる国民の内心の自由、表現の自由に関わる重大な問題なので、願わくばみんな忙しいと思いますけど、もう少し参加して、この議論に加わって欲しかったな、と思っています」と答えた。
また、別の記者が「逆に揶揄する動きが、言葉では国旗を損壊しても大丈夫じゃないかみたいな(動きが出かねない)」と質問すると、「だから条文の立て付けによっても国民が迷うと思うんですよね。どこまでが国旗なのか。どこまでが損壊なのか。どういうことをやったら処罰されるのかってすぐにはわからない。そうすると、せっかくほとんどみんな自然に尊重をしていた国旗に対する意識が変わってしまう。尊重しないと罰せられる。中には処罰されないためにはこういうふうにすればいいんだと、逆になんかそういう事案を誘発してしまう、それは心配だ」と答えた。
自民党が作成した法案では、日本国旗を人に著しく不快な方法で公然と傷付けた場合を処罰の対象とし、2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金を科すとしている。国旗損壊の様子を撮影し、その映像をSNSなどで拡散する行為も対象とする。ただ、党内の議論を踏まえ、「表現の自由」への配慮も明記した。生成AIによる創作物やすでに損壊された旗をデモで掲げる行為などは処罰の対象から外す考え。(ABEMA NEWS)
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