
バレーボールの日本代表選手が大麻所持の疑いで逮捕され、プロスポーツ界に衝撃が走っています。番組が取材を進めると、サラリーマンや大学生が大麻の密売人をしている異常事態となっていることが分かりました。
サラリーマンが麻薬の売人
大麻を勧誘された人
「私は(大麻を)吸ってないんですけど、たまに『一緒にどう?』と誘いがある」
番組の取材に応じたのは、先日、東京・品川のオフィス街で、男から「大麻をやらないか」と誘われた男性。すぐに断りましたが、興味本位で入手ルートを聞いてみたといいます。
「普段は不動産の営業をしてる会社員が、副業的に大麻の売買をやってるらしくて。『良いのが入った』『おいしいのが入った』というような連絡がくると言ってました。私もその話聞いて驚いて、普通の会社員の人が、どうやって仕入れて、売る先もどうやって見つけてるのか」
大麻の売人といえば、「反社会的勢力」というイメージもありますが、近年では、一般企業に勤めている会社員や大学生など、いわゆる「素人」が密売人として検挙される事例が相次いでいます。
訪日外国人が密輸も?
一般人がなぜ、“麻薬の売人”になってしまっているのでしょうか?
番組が、国内の大麻事情に詳しい人物を取材すると、国外からの流通量の増加が背景にあるといいます。
「日本に(大麻を)持ってきてる訪日外国人の方がとっても多いです。体に巻きつけたり、よくあるのが靴のかかと(に隠したりしてる)。自分で使用しないで売っちゃえっていう人も結構いるんで、別に外国人だけの話じゃなくて、日本人もそういった人たちから買うと、本当に身近な人たちが安易に手を出すという状況になっている」
街中で手に入れた大麻を安易に別の人にも売り渡し、“売人”になってしまうという実態。さらに、流通量が増加し、国内の販売価格が下がったことも、一般人の売人が増える原因になっているといいます。
「(大麻の)卸価格自体が下がっていて、日本で元々販売してた連中が逆に困っていると。外から入ってくる値段が安くなりすぎて。海外から買った方が安いし、もう良いよねっていう感じになってます。ある意味、半グレとかヤクザのしのぎが削られてるという見方もできる」
大麻は「麻薬」の一種に指定されていて、単純所持でも7年以下の拘禁刑、営利目的の所持は、1年以上10年以下の拘禁刑などが科される可能性があります。
大麻を巡って検挙される人は増加傾向にあり、去年1年間、全国で6832人に上っています。警察当局は、街中で誘われても安易に手を出さないように注意を呼びかけています。
(2026年6月2日放送分より)
この記事の画像一覧
