そんな中、ミンギョンは意を決して扉を開け、暗くオレンジ色の照明が灯る謎の部屋へと進む。そこにはすでに椅子に座って待っていたユシクの姿があった。予想外の対面にスタジオは大興奮に包まれ「お互いが選んだと分かるのね」と鳥肌を立たせる。テーブルの上には砂時計があり、用意された1枚目の封筒には「10分間話し合い、入場する1人を決めること」というミッションが書かれていた。
続けて2人が開けた2枚目の封筒には、お互いが事前に記入した「別れた理由」が記されていた。ユシクが書いた理由は「優先順位」。一方、ミンギョンが書いた理由は「未来」であり、ユシクは「互いに描く未来が違いました」とそれぞれのすれ違いを実感する。
砂時計がひっくり返され、10分間の対話が始まると、ミンギョンは涙を流しながら「私が知らなかったことが予想以上に多そうで、見てみたくなった」と本音を漏らす。ユシクが「それなら入って」と譲るも、ミンギョンは「ううん、私はユシクさんが入るべきだと思う」「私たちの恋愛に後悔はない。だから考え直すきっかけにしてほしい」と拒んだ。そして別れた理由について「僕のせいだから?」と問いかけるユシクに、ミンギョンは「いつも私にだけ決めさせて…これ以上話したくない」と涙を拭い、ユシクを残して先に部屋を立ち去った。
1人残されたユシクは、ミンギョンの思いを汲み取りながら扉を開けて「Xルーム」へと足を踏み入れた。そこは2人が通った学校の教室を模した空間であり、黒板や机、制服、そして壁や床一面に思い出の写真が飾られていた。ユシクは「365日ずっと一緒にいた場所なので、すごく意味が大きくて、昔のことを思い出すようでした」と振り返る。
ロッカーを開けると、かつてユシクがよく買ってあげていたお菓子が詰まっており、彼女の喜ぶ姿を思い出して一瞬笑みがこぼれる。しかし、後悔の念が溢れ出し泣きじゃくるユシク。旅行先でもストイックな自己管理のせいで純粋に楽しめず、ミンギョンに寂しい思いをさせたこと、そして自身の多忙なスケジュールを理由に「そんなに遊びたいのなら他の人と付き合えば?」と傷つける言葉をぶつけてしまった過去が蘇ったのである。ユシクは「本当にダメな彼氏だったなと。すべて僕のせいで悲しかったです」と号泣し、スタジオメンバーも静かに涙を流した。
さらに、部屋の黒板のモニターには、ミンギョンのインタビュー映像が映し出された。そこには別れの決定打となった真相が語られていた。高校時代から1年のうち360日は一緒に過ごし、交際7年目や8年目を迎えた頃、ミンギョンは冗談まじりに「このまま結婚しよう」と話していたという。しかし、ユシクは一度も真面目に答えることはなかった。ミンギョンが「あなたの未来に私はいないんでしょう」と感情的に詰め寄った際、ユシクは「結婚を考えるにはまだ若すぎると思う。僕は社交辞令が言えないから、君が求めている返事はできない」と平然と言い放ったのだ。ミンギョンはその心ない言葉に「あぁ、もうこの恋愛は終わったんだ」と別れを決意し、未来を一緒に描ける安心できる新たな出会いを求めるようになったと明かした。
映像を見終えたユシクは、「結婚の話になるたびに現実的なことしか言えなかった。今の生活を続けていると幸せになれないことを誰よりもよく分かっていました。申し訳なかったです」と、切ない胸の内を吐露していた。
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