テーブルを挟んで向かい合った2人の前には、互いが別れた理由として挙げたキーワードカードが置かれていた。ウォンギュのカードには「本気じゃない愛」、ジヒョンのカードには「現実」と刻まれている。ジヒョンは「ささいな理由で別れたから」「この程度で別れると思ってなかった。本気じゃなかったんだなと」と涙を潤ませたが、ウォンギュはインタビューで「ささいな理由と言っていたが大きな理由だった。真剣に結婚を考えていたから、安定した仕事に就いてほしかった」と、現実的な将来を見据えていたからこその葛藤を告白する。
10分間の対話の終盤、ジヒョンは涙を拭いながら「私は入ってもいないのに涙が出ていて入らなくていいから、あなたが行って」と告げ、思い出の品や写真が飾られた「Xルーム」の権利をウォンギュに譲り、1人で部屋を退出した。
残されたウォンギュがXルームに足を踏み入れると、そこには天井から吊るされた無数の写真やメッセージカード、そして1日違いの誕生日(1月22日、1月23日)を一緒に祝った運命的な白い球体のキャンドルが飾られていた。さらに皮膚トラブルの多かったジヒョンのためにウォンギュが調剤した漢方軟膏の容器も残されていた。モニターの前にはシンプルなゴールドのブレスレットと、「私たち2人の結婚問答」と書かれた青い冊子が置かれ、ウォンギュは「すごく愛してたんだな」とハッとし、当時の記憶を蘇らせた。
しかし、床に長く敷き詰められた別れ直前の長文メッセージが、当時の決定的な破局原因を突きつける。ウォンギュが転職前の2週間の期間に計画した一人旅をジヒョンが行かせまいとしたこと、そして何より、ウォンギュが10年来の女友達から結婚の連絡を受け、その友達のウェディングドレス選びに同行し一緒にドレスを選んだことだった。ジヒョンは下心が無いと分かっていつつも「なぜ彼女でもないのにドレスを選ぶのか」と寂しさが募り、一度は平気を装ったものの後から爆発してしまったと振り返る。一方でウォンギュは、普段からの継続した束縛に対する反発心やストレスが限界に達しており、「この溝を埋められる気がしない」とメッセージを送り、ジヒョンの「別れたいということ?」「うん、別れよう」という即答のやり取りで破局を迎えていた。
さらに2人のすれ違いは、別れから7カ月が過ぎた頃の連絡についても続いていた。演技講師として学校に勤め始めて生活が落ち着いてきたジヒョンに対し、ウォンギュが自分の至らなさを痛感して力になりたいとパーカーを贈ったが、ジヒョンは「私が一番つらい時期に何もなかった私を彼は見捨てた。もうかき乱されたくなかった」とビデオメッセージで「すごく憎いです」と本音を吐露する。この映像を見たウォンギュは、彼女の近況を知らずに連絡したため「誤解しています。早く誤解を解いてちゃんと説明したい」と語り、かつて完璧を求めすぎて彼女自身の魅力を見失っていたことを深く反省しながら部屋を後にした。
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