「自分のできる限りのことをする」声優初挑戦の塩野瑛久が挑む落語家・阿良川魁生へのアプローチ【『あかね噺』インタビュー】

あかね噺
塩野瑛久
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——福山さんは、志ん太というキャラクターを大切にして落語をうまく見せるというよりはストーリーを綺麗に見せたいというやり方でアプローチをされていたと永瀬さんからお伺いしましたが、塩野さんにとってもそこが理想形であると?

塩野:そこを意識しつつも、自分が今の段階でそこまで器用なことができるとは思えないので、とにかく自分が持っているものをぶつけることに集中していました。

——ちなみに、落語シーンの収録の際は、実際の高座のように座って収録するか通常のアフレコ同様に立って収録するかを選べたとお聞きしました。永瀬さんは座り、福山さんは立ちでの収録だったとのことですが、塩野さんはどうされたのでしょうか?

塩野:僕は立って収録をしました。最初は座っていたのですが、途中から立ちました(笑)。

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——やっぱり正座だと足が痺れてしまうこともあって、立ちのほうがやりやすかったということでしょうか?

塩野:ほかの皆さんは声の張りやマイクに通す力というものが、無意識に身についていらっしゃると思うのですが、僕自身はまだまだなので。立ってちゃんとした呼吸でやらないと追いつかないなと思ったので、それも含めて立ちでやらせていただきました。

——ご自身で身につけている武器は最大限使おうという?

塩野:そうですね。ドラマや映画のお芝居というのは、アニメとは逆に、セリフがセリフとして聞こえてはいけないという特徴もあって、空気に馴染むようなセリフ回しをしなければいけないんです。アニメでそれと同じことをしてしまうと絶対にセリフが流れてしまうので、その違いはかなり意識していました。

——実写の演じ方と声優としての演じ方の違いを捉えて、アプローチされたということですね。落語は口伝で身につけていくわけですが、稽古・練習をしていくうえで、役者としての経験が活きることはあったのでしょうか?

塩野:僕自身は常に全身をさらしてお芝居をしてきているので、そういう意味ではスタンスは変わらないと言いますか。目の泳ぎ方や視点のズレ、顔の筋肉のちょっとした機微は、この人は計算でやっているなと見ていればわかるんですよね。

 しっかり腹に落ちた状態でお芝居をしているのかどうか、丸わかりになってしまうので、お芝居やアクションといった今までやってきたいろいろなものの延長線上に、落語の稽古があったという風に捉えています。

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 アフレコと落語に挑戦する塩野がどのように魁生を、そして落語を表現していったのか。物語と合わせて、その道程にも注目してみてほしい。

取材・撮影・テキスト/kato
(C)末永裕樹・馬上鷹将/集英社・「あかね噺」製作委員会

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TVアニメ『あかね噺』一挙放送スケジュール

①1〜9話
6/5(金)16:00〜20:30(ABEMAアニメch)

②1〜10話
6/10(水)15:30〜20:30(ABEMAアニメch)
6/10(水)21:00〜26:00(ABEMAアニメ3ch)

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