キャプテンの矜持は、ピッチに立てる時間すらも貪欲に求める――。日本代表MF遠藤航が、復帰戦で見せたのは“安堵”ではなく、次へ進むための強い決意だった。
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ABEMAでは、2026 FIFAワールドカップに向けた戦いに挑む遠藤に独占密着。アイスランド戦後、自身の状態とW杯への思いを率直に語っている。
日本代表は5月31日、国際親善試合でアイスランド代表と対戦。遠藤にとっては約109日ぶりの実戦復帰となった。
前半のみの出場ながら、ボールタッチ48回、パス成功率84%(37本成功/44本)を記録。相手陣内でも79%の成功率を残し、デュエルも6回中3回勝利と、限られた時間の中で一定の存在感を示した。
それでも本人の口から出たのは満足とは程遠い言葉だった。
「本当は90分やりたかったけど、ちょっと痛くて、足も」
試合中には、手術した左足の甲を踏まれて悶絶する場面もあった。「幸いにも思いっきり患部に当たったわけではない」としながらも、「1試合目で左足くるかと思った」と振り返る。ただ、「それはサッカーをやっていたらしょうがない」とすぐに切り替えた。
復帰戦については、「試合から離れていたので、試合ができる喜びを感じながらピッチに立った」と語る一方で、「コンディションはベストではないけど、思っていた以上に動ける感覚はあった」と一定の手応えも口にした。
だが、その視線はすでに次を見据えている。
「2週間後にオランダ戦がある。限られた時間と与えられた環境で最大限何ができるか。それを毎日やっていく中で、オランダ戦で自分が今思うベストな状態で挑むことが大事」
復帰できたこと自体に安堵するのではなく、その先にある“本番”に照準を合わせる。その姿勢こそが、遠藤航という選手の本質だ。
「残りの限られた時間をやっていきたい」
ワールドカップまでの時間は、決して多くない。だからこそ一日、一瞬を無駄にはできない。
ポジション争いの中心に立ちながら、コンディションとも向き合う日々。そのすべてを乗り越えた先にしか、本大会のピッチはない。
遠藤は今、その現実を誰よりも理解した上で、自らを追い込み続けている。
(ABEMA『青炎 –遠藤航 集大成の決意–Presented by 日本財団』)


