
運転してはいけない男が逮捕される10分前の映像を入手しました。小学生をひき逃げした罪で有罪判決を受けた男に、近所の住民は「違和感」を感じていました。
執行猶予中に無免許運転か
無免許運転の疑いで逮捕された男は、1年ほど前に小学生4人を車ではね、そのまま逃走。執行猶予中でした。
「今後一切、運転しない」そう言っていた男は、執行猶予中にも無免許運転を繰り返していた可能性が出てきました。
埼玉県三郷市の駐車場で乗用車を無免許で運転した疑いで逮捕された、中国籍のトウ洪鵬容疑者(43)です。
車が押収される際の写真には、大型のSUV車がレッカーされる様子が写されています。
撮影した人
「レッカー車が2台とパトカーが来て車を移動させようとしていた」
駐車場をよく利用する人
「出入りはしてるが、また同じ車が停まっていると思って見ていた。ここ1カ月は間違いなくずっとありました。2カ月ほど前、私が駐車した時に、勢いよく入ってきてバックで止めて、ちょっと大柄な感じの男性かな、キャップをかぶっていたので」
裁判では「運転しない」
トウ容疑者は去年5月、同じ車で事故を起こしていました。
逮捕された駐車場から3キロほど離れた路上で、去年5月に事故は起きました。
事故直後、後続を走る車のドライブレコーダーの映像です。今回押収された車と同じ車の周囲に、小学生の姿が見えます。
小学生
「そこで事故があって通れなさそうで、バックで行ったほうが…」
トウ容疑者と同乗者が車から降りてきます。小学生と何事か話すと、車に戻り、そのまま走り去りました。
小学生
「すみません、たぶん逃げました」
児童のうち1人は骨折し、トウ容疑者は飲酒した後に運転していました。
その後逮捕されたトウ容疑者は、飲酒後に運転し小学生の列に突っ込んで男子児童4人にけがをさせ逃走した罪で、執行猶予付きの有罪判決を受けていました。
裁判ではこう述べていました。
トウ容疑者 去年11月・判決公判から
「今後は一切運転しない」
周辺住民は、その裁判の後、容疑者らしき人物が運転する様子を見ていました。
近隣住民
「結構大きな音楽で、スピードを出してここを通っていた。結構スピードを出して曲がって。スキンヘッドで今回逮捕された人とすれ違った」
「(Q.中国語をしゃべっていた?)そう大きな声で。土日あたり頻繁に通っていた。危ないですよね」
常習か?逮捕10分前の映像
逮捕直前の10分ほど前にも、同じ車が走行する様子をとらえた防犯カメラの映像を入手しました。
逮捕される10分ほど前、周辺の防犯カメラの映像では、ウィンカーを出し左折する同じ車種の車が映し出されていました。容疑者が乗っていたとみられます。
捜査関係者によると、少なくとも1カ月前から無免許運転を繰り返していたことが分かりました。
去年、トウ容疑者が起こしたひき逃げ事故は、外国の運転免許を日本の免許に切り替える「外免切替」が厳格化される一因となりました。
外免切替に来たアメリカ出身の人
「(Q.「外免切替」が難しくなったのは知っている?)知っています」
「(Q.テストの準備はした?)もちろん!たくさん勉強したよ」
外免切替に来た中国出身の人(日本在住7年)
「私は日本に住んでいるから厳しくなった方がいい。外国人としても日本のルールを守らないと」
一般的に執行猶予中の同種の再犯があった場合、裁判はどう進むのでしょうか。
亀井正貴弁護士
「執行猶予期間中の同種事犯の再犯は、それで起訴された場合で有罪判決が出れば基本的に実刑になります。裁判が確定したら収監されるということです。もうしないというふうに誓っていると思うので、そのために執行猶予期間を設けているわけですから、その期間中に再犯を犯すということが犯情として悪質であるということと、さらに再再犯を犯す可能性も出てきますから、それを合わせると実刑が相当だという考え方です」
(2026年6月5日放送分より)
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