
中国の習近平国家主席が8日から7年ぶりに北朝鮮を訪問します。中国が狙う日本海への出口について、金正恩総書記と協議するのではないかという見方も出ています。
ロシアと北朝鮮が接近する中
北朝鮮 金与正(キム・ヨジョン)氏
「完全な捏造(ねつぞう)であり、虚偽情報に過ぎません」
金正恩総書記の妹・与正氏が否定したのは、先月の米中首脳会談で両首脳が「北朝鮮の非核化という共通目標を再確認した」とするアメリカ側の発表です。
中国の習主席が8日から北朝鮮を訪問するのを前に、非核化が議論のテーマになることを牽制(けんせい)する狙いがあるとみられます。習主席の訪朝は7年ぶりです。
前回は、トランプ大統領と金正恩総書記が直接会談するなど、アメリカと北朝鮮が急接近したタイミングでした。今回の目的は何なのでしょうか?
北朝鮮は今、ロシアと蜜月関係を築き、中国の後ろ盾はさほど必要としていません。
欧米メディアは、今回の習主席の訪朝を「ロシアを強く意識したものだ」と伝えています。こうした中、ある場所が注目されています。
日本海への出口求め議論か
中国と北朝鮮の国境沿いを流れる「豆満江」。よく見ると、河口までの15キロほどは両岸がロシアと北朝鮮に挟まれ、中国の船舶は海への出口をふさがれています。
中国にとって日本海に出るルートの確保は悲願で、経済効果に加え、安全保障上の意義も大きくなります。
台湾メディアは、習主席が今回、金総書記との会談で、豆満江の河口開発を主要議題にする可能性があると伝えています。
先月、北京で行われた中ロ首脳会談の共同声明では、豆満江を通じた日本海へのアクセスについて「3カ国による協議を続ける」と明記されました。
中国が日本海に自由にアクセスできるようになれば、日本にとっては軍事的な脅威が増すことになります。
(2026年6月8日放送分より)
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