台風6号で農作物に深刻な影響 三重のブランド梅や徳島のスイートコーンが… 農家被害

台風6号で農作物に深刻な影響 三重のブランド梅や徳島のスイートコーンが… 農家被害
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 7日、関東甲信・東海地方の梅雨入りが発表されました。温帯低気圧が台風6号と同じようなルートを通り、各地に激しい雨を降らせています。

【画像】無残に根本からも…折れた梅の木 三重・御浜町

台風6号に続き再びの大雨

 7日、梅雨入りが発表された、関東甲信・東海地方。7日夜から明け方にかけ、伊豆諸島では次第に雨も強まりました。

伊豆諸島で次第に強まった雨
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 この週末、台風6号の被害に遭った太平洋沿いの各地が再び大雨に見舞われました。

各地で道路冠水・河川氾濫

 6日夜から7日午前にかけ、雨が強まった九州南部。宮崎県日南市(油津)では、1時間に55.5ミリの非常に激しい雨が降り、レベル4の土砂災害危険警報も発表されました。

相次いだ道路の冠水や河川の氾濫
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 14年ぶりに、6月の本州上陸となった先週の台風6号。各地で線状降水帯が発生し、道路の冠水や河川の氾濫などが相次ぎました。

 この週末、温帯低気圧が台風6号と同じようなルートを通り、追い打ちをかけるように再び大雨を降らせています。

土砂崩れが起きていた場所も
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 台風6号による雨で地盤が緩んでいた中、今回の雨で土砂崩れが起きていた場所もありました。

 さらに、串間市の国道では、山の方から水が流れ込んでいて、道路が川のようになっています。

県の担当者
「(Q.復旧にはどれくらいかかりそう?)めどは立っていないですけど、ちょっと(道路を)掃除してという形」

 7日、串間市では8時10分までの12時間の雨量は164ミリを記録。レベル3の大雨警報が出ていました。

全国で2番目に多い雨量を観測した高知県四万十町窪川地区
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 昼すぎ、この大雨は四国地方へ。台風6号で451.0ミリと、全国で2番目に多い雨量を観測した高知県四万十町窪川地区。

 7日、窪川地区では1時間に27.5ミリの強い雨が降り、24時間雨量は平年の6月1カ月分のおよそ4割となる160ミリを超えました。

台風6号 農作物に深刻影響

 先週、台風6号が通過した地域では、農作物に深刻な影響が出ていました。

梅農家「梅ボーイズ」 菊川義経農園長
「きれいに“超完熟”を収穫するように作った梅の中でも、(きれいな状態の梅は)3割とかあったらいいぐらい」

ブランド梅「南高梅」
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 こう語るのは、今まさに収穫期を迎えているブランド梅「南高梅」を育てる菊川さん。4年前に荒れ果てた梅農園を買い取り、農地を再生。去年、やっとの思いで納得のいく収穫量になりました。

 しかし、先週、各地で猛威を振るった台風6号はこの農園も襲いました。

梅の木を守ろうと奔走
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 菊川さんは激しい雨が降る中、梅の木を守ろうと奔走したといいます。

「(突っ張り棒が)台風6号来たらバタバタ倒れていくから、ひたすら走り回って、立て直して。(その時)音だけ聞こえてくるみたいな。バキバキバキドーンって…。うわ、いったなって。自分では情けないんですけど、ちょっと見られないですね」

あと10年以上は栽培・収穫する予定も…
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 この場所にある梅の木は樹齢28年。あと10年以上は栽培・収穫する予定でしたが…。

「根元から折れたのが10本ぐらい。枝とかで言ったら30本ぐらい。やっぱり根元から折れると、僕も対応できなかったです。見れば見るだけ、くっそーってなる」

折れた木「再生できない」

 手塩にかけて育てた梅の木。収穫が迫る中、実のついた枝は折れ、無残に根元から横たわるものもあります。

無残に根本から横たわるものも
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 この根元から折れた1本の木だけで、10万円の損失だといいます。

「(Q.根元から折れたやつは再生できない?)再生できないです。根から抜いて、新しく苗を植える」

 そして7日、追い打ちをかけるように、台風6号と同じルートでやってきた温帯低気圧。

早朝から収穫作業
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 午前5時。雨が強く降る前、早朝から収穫作業が行われていました。菊川さんの農園では、熟して自然に落ちてきた梅を拾います。

 雨が強まる中、行われる収穫作業。目標は午後3時までに100ケース。手早く進めていきます。

「雨だと腐りやすい。雨にあたり続けると、実がプニプニしちゃう。そのまま自然乾燥すると、色が悪くなったりとか」

目標の100ケースを達成
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 午後3時、雨水が大量に流れる中、無事、目標の100ケースを集めたといいます。

「こういう、でっかいの。普通の梅と比べて、こんなのが今いっぱい落ちてきたんで。(収穫の最盛期が)始まります」

スイートコーンにも影響

 こうした事態は、徳島県でも起きていました。

特産品「スイートコーン」
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 吉野川市で雨の中、列をなしてお客さんが求めていたのは、この地域の特産品「スイートコーン」。糖度は18度程度とメロンなどに匹敵する甘さが特徴の、その名も「甘々娘」です。

 先頭に並んだ客はこう話します。

「朝3時半に(家を)出ました。絶対今年買いたいと思ったんで、頑張って来ました」

今年の収穫祭は開催危機に
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 7日は地元で長年親しまれているスイートコーンの収穫祭でしたが、今年は開催が危ぶまれたといいます。

ひまわり農産市鴨島店 大島和雄店長
「今回結果として、1400(箱)くらいは集まった形なんですけど、やっぱりこの間の台風がありましたので」

スイートコーン廃棄も

 先週、台風6号が収穫直前のスイートコーンを直撃しました。

スイートコーン農家 島津幸男さん
「今年は出来は良かったんやけど、最後にこの間の台風6号でだいぶ被害を受けてね」

根元から大きく傾き葉先が地面に
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 こう語るのは、この地でスイートコーンを育てている島津さん。実際に畑を見せてもらいました。

「これ、風で倒れとんじゃ」
「2割くらいかな、減った分は」

 スイートコーンは、根元から大きく傾き、葉先が地面に付いていました。

この時期しか採れない「甘々娘」
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 台風6号による大雨で地盤が緩み、強風で倒れてしまったといいます。1年のうち、この時期しか採れない「甘々娘」。

「中身はええんじゃけど、出荷できん。土に触っとるけん」
「(病気など)何が起こるか分からん」
「倒れているやつは出荷対象外にしている」

土についたものはすべて廃棄処分
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 土についたものは、すべて廃棄処分するといいます。

「台風はしょっちゅうだけど、この時期にこれだけ(大きいのが)来たというのは、ちょっと記憶にない」
「甘々娘を一時期集中して出荷する時期に(台風が)来たんで、時期が悪かったな」

 異例となる6月の台風直撃によって、台風と収穫時期が重なるという経験したことのない事態に直面した地元農家。

 こうした中、再びの週末の大雨。来週も祭りが行われるため、「甘々娘」の収穫を控えています。

「厳しいんは厳しいけどな、(自然相手に)どうしようもないね」

(2026年6月8日放送分より)

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