
宇都宮の市街地に8日も出没したクマは、今も捕獲されていません。住民生活にも大きな影響が出ています。
小中学校は臨時休校
深夜に悲鳴が響くここは、栃木県宇都宮市です。7日未明、この北関東一の都市にクマが現れました。クマが走り抜けていった先には、車も確認できます。
市街地に現れたクマはいまだ捕獲には至らず、市は8日、市立の小中学校全94校の休校を決めました。
番組の取材班は、厳戒態勢の続く宇都宮へ向かいました。
宇都宮オリオン通り商店街振興組合
松田法子事務局長
「(Q.防犯カメラにクマが映った場所)こちらですね。こちら北側なんですけど、北側から南のほうに突進していった。どうしていいかが分からない」
町中が困惑する事態が起きていました。
防犯カメラに映っていたクマは、商店街を歩いていた人の数メートル先を横切って川沿いを走り去っていきました。
実際の映像を確認すると…。
週末の繁華街ということもあり、日付を越えたこの時間にも行き交う人の姿が確認できます。
奥から歩いてくる2人。すると、突如現れたクマが2人の前を横切ります。
クマは人間を確認するようなしぐさを見せますが、そのまま猛スピードで走り抜けていきました。遭遇した2人は、とっさに道の端へ避難します。
商店街に姿を現したクマの大きさは、人間と比べてもかなりの大きさがあるように見えます。
岩手大 山内貴義准教授
「1メートルちょっとくらいかなとは思う。妻が宇都宮出身、よく行くのでびっくりしました。商店街も今年行きました。場所もよく分かります」
宇都宮のクマ きょうも市街地に
カメラがクマの姿を捉えたのは、宇都宮市の中心部に位置するオリオン通り商店街です。
近くには観光客に人気の宇都宮餃子の店舗も軒を連ねています。
商店街にクマが現れた時間帯、近くで別の人もクマと遭遇していました。
「この辺から撮って。あの辺にいた感じ」
その時の写真がこちら…。
「1メートルくらいはありますよね。大型犬よりは全然大きい感じ。ありえない話ですね、前代未聞なので。クマって普通、山とかにいるものじゃないですか。まさか、こんな街中でクマが出るなんて思わない」
黒く丸々としたクマが映っていました。
松田事務局長
「(近くに)大通りがあるんですね。もっと向こうには県庁があるんですけど、県庁から一番宇都宮で大きい大通りがある。車も結構走っているんですけど、夜中の時間帯だったので少なかったのか、(大通りを)よく渡ってきたなと」
地図で確認してみると、商店街の周りには山などはなく建物が所狭しと並んでいます。
山内准教授
「餌(エサ)を求めて出たという感じではない。どちらかというと人慣れした個体。親に連れられ人里には頻繁に出没している。繁華街に小川が流れていて、木が生い茂っているので、それ(木)をつたって走り抜けていた。基本的には逃げ回っている」
今、宇都宮市ではクマの出没が相次ぎ、目撃情報は6日以降だけで40件以上もあります。
8日も市内の野球場の近くにクマが出没し、猟友会が出動する事態になりました。
猟友会
「新しい情報も何もないし、ドローンを飛ばす話もあったが、隠れてすんでいるクマはドローンでは見つからない」
フェンスに黒く細長い毛
宇都宮市の住宅街にクマが現れました。人を気にすることなく、その場にじっとしています。
出没が止まない宇都宮で取材を続けると、畑にはクマのものと思われる巨大な足跡がクッキリと残っています。
畑にあるクマの足跡とみられるものですが、大きさは人間の手のひらほどで、ずっと住宅街のほうまで続いていました。
この畑を所有する女性も、戸惑いを隠せません。
「おっかない。怖い。まさか来るとは思わない。もっと向こう側、川沿いに行くかと思った。クマなんてひとごとのよう、まさかここへ来るとは。その辺にいるのかね、怖いね」
そして住宅街では、こんな痕跡も見つかりました。
畑にあるクマの足跡とみられるものをたどると、フェンスに黒い動物の体毛が付着しています。黒く細長い毛が、フェンスに残されていました。
近くで働く人
「ここにあった。もっとこっちにいっぱいついていた」
「(Q.見た時どうだった)通ったんだねと」
警察や猟友会などは、クマを見かけた際は決して近づかないよう呼びかけています。
(2026年6月8日放送分より)
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