■「自分の影響力を示すのにいっぱいいっぱい」中間選挙への波乱
「中間選挙では民主党の候補者に勝たなければ、トランプ氏が応援した共和党の候補者も議員になれない。これには様々な背景がある。例えばテキサス州では、ここ数十年間、共和党が連邦議会をはじめ様々な公職をとってきたわけだが、最も難しいとされる上院選挙で民主党から30代の若手の新星が出てきた。
さらに今回、トランプ氏が強く応援して予備選を勝ち抜いた候補者は、過去に刑事事件での訴追や不倫問題といった倫理的課題を抱え、非常に不人気な人物であった。そのような人物をトランプ氏がゴリ押しして本選の候補にしてしまったため、民主党の若手新星と、刑事事件などを抱えた候補が決戦で戦う構図となり、かえって民主党に有利になってしまっている。
トランプ氏としては、党内での自分の影響力を示すのにいっぱいいっぱいで、本選でどういう候補者が勝てるのかというところまであまり頭が回っていないようだ」
党内での影響力を誇示するあまり、本選での勝利という本来の目的が見失われている現状。トランプ氏の自己顕示欲が、今後のアメリカ政治にどのような波乱をもたらすのか、注視していく必要がありそうだ。
(『わたしとニュース』より)
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