『新ルール』に『新ボール』内田篤人が解説 “史上最大”サッカーW杯まもなく開幕

間もなく始まるFIFAワールドカップ2026。アメリカ・メキシコ・カナダの3カ国にまたがる世界最大のサッカーの祭典には、史上最多となる48カ国が参加します。
今回のW杯は大会の仕組みやルールがこれまでと大きく変わっています。選手のプレーにどう影響するのか。元日本代表の内田篤人さんに聞きます。

決勝トーナメント進出への道

まず大会の仕組みで変わったのが、出場するチームの数です。これまでの32チームから48チームとなり、試合の数も64から104試合に大幅に増えました。

出場チームが増えたことで、決勝トーナメント進出の仕組みも変わります。これまではグループの上位2チームだけが決勝トーナメントへ進出していましたが、今大会からはグループの上位2チームに加えて、3位のチームのうち、勝ち点などを比較して上位の8チームも進出できることになり、合わせて32チームが決勝トーナメントで戦うことになります。

(Q.トーナメントの仕組み変更をどうみるか)
元日本代表 内田篤人さん
「日本はベスト8を目指していますが、負けたら終わりのトーナメントで2回勝たないとたどり着けません。日本にとっては難しいのか、どうなんだろうという話もあります。ただ、今まで試合の間隔が中3~4日だったのが、今回は中5日程度になるので、選手はしっかり休めて、戦術的な練習もできるので、そこは良いのかなと」

“新ルール”次々 試合に影響は

続いては、新しく導入されるルールについてです。試合の前半と後半の途中にそれぞれ1回、3分間の“飲水タイム”が設けられました。また、スローインやゴールキックは5秒以内、選手交代も10秒以内という時間制限のルールもできました。これは試合のテンポを向上させる意味があるということです。

(Q.時間制限のルールを守らないとどうなる)
元日本代表 内田篤人さん
「例えばスローインは相手チームのスローインになります。ゴールキックは相手のコーナキックになるので、これは大きいです。いきなりピンチになるので、ここは守らなくてはいけないです」

(Q.日本代表の対応は)
元日本代表 内田篤人さん
「日本代表は日本にいる時からスローインの練習は5秒以内にカウントしながらトレーニングしていたので、選手たちは対応していると思います。また、選手交代で時間がかかったら、次の選手が約1分間、入れなくなります」

(Q.3分間の“飲水タイム”で試合に変化は)
元日本代表 内田篤人さん
「今までの“飲水タイム”は約1分間で、その間は戦術的な、監督が集めて話をするなどは禁止されていました。今回は3分間あって、重要な時間になるのではないかと。3分あるので休むこともできるし、監督が集めて戦術や変更できることがあるので、サッカーが戦術的にもゲーム的にも大きく変わりそうな気がします」

(Q.試合が前後半というより、四分割されたような)
元日本代表 内田篤人さん
「前半の前半、前半の後半という考え方もできますね」

(Q.勢いがある時に削がれるのは嫌ですが、相手の勢いがある時は)
元日本代表 内田篤人さん
「ちょっと落ち着いてって感じですね」

公式試合球の“特性と感触”

さらに、ボールについてです。W杯では大会ごとにボールも新しくなります。

(Q.今大会のために作られたボールの感触は)
元日本代表 内田篤人さん
「結構、ボコボコしてるんですよ。選手の声を聞いても、そんなに難しいといった声は聞かないので、大丈夫だと思います」

ボールの特徴について、スポーツ工学を専門とするIPU・環太平洋大学の浅井武教授は「今回のボールは凹凸が大きい。回転をかけた時、空気を巻き込みやすいため“曲がりやすい”性質がある」としています。

(Q.ボールが曲がりやすいと、プレーにはどんな影響が)
元日本代表 内田篤人さん
「例えば直接フリーキックとか、ギュインと曲がるとんでもなく素晴らしいゴールが今大会は見られるかもしれません。それに反応しなければいけないので、ゴールキーパーは大変かもしれません。泣いてもボールは1つ、自分たちも使うのでしょうがないのかなと」

(Q.このボールが武器になりそうな日本代表選手は)
元日本代表 内田篤人さん
「例えば、フリーキックやコーナーキックを蹴る久保選手は感覚が非常に鋭いですから、どの角度で足を入れて、どのくらい回転させて曲げようかなとか。クロスを上げる時も、どのくらい曲がるから、どの辺に蹴ったらヘディングで合うかなみたいなのは、上手に調整してくると思います」

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