東出が向かったのは、敷地内に停められた白い軽トラックの荷台だった。簡易のマットを敷いて仰向けに寝転がると、なんと両手で抱え込んだのは、今朝採ったばかりという規格外に巨大なタケノコだった。
まるで腕枕代わりにするかのように、その大ぶりなタケノコをそっと頭の下に添えると、右手を額に当てて「酔ったあ」と呟きながら静かに目を閉じた。画面に「食って寝る。本能のままに」というナレーションが流れる中、東出はそのまま深い眠りへと落ちていく。
先に部屋のマットで丸くなって寝ていた箕輪に続き、ホストである東出までが完全に夢の中へ。静かな虫の声だけが響く中、都会のルールや時間軸をすべて削ぎ落とした、あまりにもワイルドな「山の日常」がそこに広がっていた。
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