■当事者が語る友情結婚のリアル
HARUさん(42)は、家族を持ちたいと願望があったが、 ゲイを自認しており、ある時から諦めていた。しかし、「友情結婚」という選択肢があることを知り、 マッチングアプリで婚活を開始し、2年前、晴れて結婚することとなった。「ずっと子どもの頃から欲しいけど手に入らないものと諦めていたもの(家族)が、実は手に入るんじゃないかみたいな希望の光に見えた」「40近い年齢だったので、すごく難航したが、最終的に妻と出会えて、今から大体2年前に結婚した」。
友情結婚というカテゴリーについては「私の希望を叶えられる唯一の手段だった。同じような希望を持っている方と出会うためにはそういう手段しかなかった」と話す。
家族という存在が、生きる希望になっているが、愛情があるかと言ったら それは違うそうだ。HARUさんは、「すごく悪い言い方をすると打算で家族になったとも言えなくもない。無条件で心を許せる関係になったら、きっとそれは愛だと感じられるのかもしれないけど、今はちょっと自信がない」「少なくとも愛着や信頼感をお互い感じ合ってる関係性だと思う。あえて言うとすると、パートナーという呼び方がしっくりくるかもしれない」と語った 。
今は一緒に暮らしながら、 相手への信頼を積み重ねる日々。 そして、体外受精による妊活も始めている。 「私も妻も子どもを希望しているが、お互い性行為はできないタイプだ。だから、必然的に不妊治療を受けることになるが、日本において基本的に結婚している夫婦が前提となる」。
夫婦の将来的な関係については、「私たちはアセクシャルで、性的な欲求を持たないタイプだ。私はゲイではあるが、アセクシャルの要素を持っていて、自分が直接誰かと関係を持ちたいとか、男性に対して恋愛感情を抱くことはないので、夫婦の間で心配はしてない」と述べた。
■社会の認知と子どもへの意識
