FIFAワールドカップ2026北中米大会、初戦のオランダ代表と引き分けた日本代表(FIFAランキング18位)は、グループステージF第2戦(6月21日)でチュニジア代表(同45位)と対戦する。
チュニジアは“カルタゴの鷲”の愛称で知られ、近年では3大会連続でワールドカップ出場を果たしているアフリカ屈指の実力国だ。
これまでグループステージ突破の経験はないものの、組織力と粘り強さを武器に世界と渡り合ってきた。今大会では悲願のグループステージ初突破を目指す。
チュニジアサッカー連盟は、16日(日本時間)に公式インスタグラムでサブリ・ラムシ監督を解任したと発表した。
15日にスウェーデン代表と対戦し、1対5で大敗していた。
ワールドカップの開催期間中に監督が解任されるのは非常に珍しく、21日に行われる日本代表との一戦を前に大きな決断を下した。
チュニジア代表
ワールドカップ最高成績:グループステージ
ワールドカップ出場回数:3大会連続7回目
FIFAランキング:45位(2026年6月11日時点)
2022年カタール大会では連覇を狙うフランスを撃破
前回の2022年カタール大会で、チュニジアは世界に強烈なインパクトを残した。
グループステージ最終戦で、2018年大会王者のフランス代表を1-0で撃破。
惜しくもグループステージ敗退となったものの、優勝候補相手からの大金星は大きな話題を集めた。
また、初出場となった1978年大会ではメキシコ代表を破り、アフリカ勢としてワールドカップ初勝利を記録。アフリカサッカーの歴史を切り開いた国としても知られている。
予選10試合無失点 “堅守”で本大会へ
2026年ワールドカップアフリカ予選では安定した強さを見せた。
3勝1分でスタートすると、その後は6連勝。最終的には勝ち点を28まで伸ばし、本大会出場を決めた。
特に際立ったのは守備力だ。予選10試合すべてで無失点という驚異的な成績を記録。
アフリカ勢屈指の組織力と規律の高さを武器に北中米行きの切符を掴んだ。
日本も警戒すべき“堅守速攻”
現在のチュニジアは、堅守をベースに素早いカウンターを武器とするチームだ。
守備ではフランスリーグでプレーをするモンタサール・タルビ選手が守備の統率を担う。
中盤では堂安律選手とフランクフルト(ドイツ)でチームメイトであるエリス・スキリ選手が攻守のバランスを支えながら、チャンスの起点となる。
豊富な運動量と対人守備の強さに加え、セカンドボールへの反応も早い。
前線で最も危険な攻撃のタレントは、バーンリー(イングランド)でプレーするハンニバル・メイブリ選手。
しなやかな身のこなしで相手の守備を外し、絶妙な間合いからスルーパスを繰り出してくる。
また、試合会場はメキシコのモンテレイで、チュニジアにとっては初戦と同じ会場であり、気候やピッチ、移動面を含めてアドバンテージがある。
日本が忘れてはならないのは、前回大会でドイツ代表を破った直後、第2戦でコスタリカ代表に敗れ苦境に立たされたことだ。
ワールドカップに“簡単な相手”がいないことを改めて示す一戦となりそうだ。
今大会メンバー
【GK】
アイメン・ダーメン(スファクシャン/チュニジア)
サブリ・ベン ハッセン(エトワール・サヘル/チュニジア)
アブデルムヒブ・シャマフ(クラブ・アフリカン/チュニジア)
【DF】
ヤン・バレリ(ヤングボーイズ/スイス)
ムタズ・ネファティ(ノルシェーピン/スウェーデン)
ディラン・ブロン(セルベット/スイス)
ラエド・シハウィ(モナスティル/チュニジア)
モンタサル・タルビ(ロリアン/フランス)
アデム・アルス(カスムパシャ/トルコ)
オマル・レキク(マリボル/スロベニア)
アリ・アブディ(ニース/フランス)
モハメド・アミン・ベン ハミダ(エスペランス/チュニジア)
【MF】
エリス・スキリ(フランクフルト/ドイツ)
アニス・ベン・スリマン(ノリッジ/イングランド)
ラニ・ケディラ(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
モルタダ・ベン・アネス(カスムパシャ/トルコ)
イスマエル・ガルビ(アウクスブルク/ドイツ)
ハッジ・マフムード(ルガーノ/スイス)
ハンニバル(バーンリー/イングランド)
【FW】
エリアス・サード(ハノーファー/ドイツ)
ハリル・アヤリ(パリ・サンジェルマン/フランス)
エリアス・アシュリ(コペンハーゲン/デンマーク)
セバスティアン・トネクティ(セルティック/スコットランド)
ハゼム・マストゥリ(ディナモ・マハチカラ/ロシア)
フィラス・シャウア(クラブ・アフリカン/チュニジア)
ライアン・エルミ(バンクーバー・ホワイトキャップス/カナダ)
