番組内で高橋は、自身が過去に体験した不思議な出来事について、肉体を持たない宇宙人のような意識をはっきりと感じたことがあると語り始めた。高校時代の授業中、上空に不思議な光が現れた。その光は見る見るうちに増殖していき、異変に気づいた窓側の生徒多数が目撃するほどの大騒ぎになったという。それは明確な円盤というよりも、ただ「空に何かがいた」という感覚だったという。
その日の夜、昼間の出来事に興奮を抱いたまま眠りについたものの、深夜に突然パッと目が覚めた。季節は真夏だったが、なぜか頭の中に「冬のジャンパーを出さなければいけない」という衝動が湧き起こったという。ダウンジャケットとジーパンを取り出して着用し、父親が寝ている部屋を静かに通り抜けて玄関へと向かった。
一歩外へ出ると、突如として身体が「ヒュッと浮いた感じ」に包まれた。地面に降り立つと強烈な寒さが全身を襲った。あたりは真っ暗で、何も見えない夜空を見上げると、100から200もの謎の光が激しく明滅していたという。すぐ近くに人が立っているのを見つけた高橋は、「すいません」と声をかけた。
しかし、その人物が「ふっと振り向いたら、俺なのよ」と高橋が明かした通り、暗闇の中に佇んでいたのは自分自身の姿だったという。高橋はその場で意識を失い、再び目を覚ますとあたりは少し明るくなっており、自分が富士山のような場所に座っていることに気づいた。地面に残された自らの足跡を辿って戻ると、再び身体が浮き上がるような感覚に襲われ、気づけば窓から自室へと戻っていたという。
その後、眠りについた高橋だったが、朝になって父親に起こされた際にも、床にはダウンジャケットが転がり、自身はジーパンを穿いたままだったという。さらに窓のサッシの外側を確認すると、そこにはスニーカーが置かれていたという。父親からは「夢遊病だ」と笑い飛ばされたが、事件から1ヶ月ほど経った頃、近くの図書館で偶然手にした『富士山』の写真集を見た高橋は驚愕することとなる。そこには、あの一夜に自分が迷い込んでいた場所から見た景色が、同じ姿で写し出されていたのだ。
この衝撃的な体験に対し、スタジオのサーヤ(ラランド)らは「えぇー!?」「不思議…」と驚愕した。
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