
赤い羽根募金などの寄付金、約1億8000万円が使途不明となっています。
【画像】“赤い羽根”1.8億円が使途不明 事務局長が募金着服か…刑事告訴も検討

北海道共同募金会 瀬尾英生会長
「この度は多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」
会見で謝罪したのは、赤い羽根募金などを取り扱う、北海道共同募金会。

北海道共同募金会 瀬尾英生会長
「職員による横領が疑われる事案が発生しました。現時点では今年度の資金が約1億8000万円不足している計算」
男性事務局長(58)に着服の疑いがあり、多額の寄付金が使途不明になっていると明らかにしました。

赤い羽根共同募金は、都道府県単位で取りまとめられています。北海道では、年間6~7億円で推移する寄付金を、事務局長が1人で管理していたといいます。着服は2020年ごろから行われていたとみられます。外部の会計士による監査も毎年、行っていたといいますが、なぜ6年もの間、発覚しなかったのでしょうか。

調査を行った 後藤雄則弁護士
「年度末に取引業者から一時的に金銭を借り入れ、決算を越えた後に返済するなどの処理がなされていたことや、理事会の承認のない議事録を作成して、金融機関から相当額の借り入れを行っていたことが確認できており、これらの行為で不足金を一時的に補っていたと考えられる」
現在、自宅待機中だという事務局長。

北海道共同募金会 天羽啓常務理事
「具体的に何に使ったという話は聞けていない」

北海道共同募金会 瀬尾英生会長
「事務局長と話ができていないのが実態」
募金会は助成金の交付を一時停止しています。
千歳市にある障害者支援施設。40年ほど前から赤い羽根募金の助成を受けています。助成金は備品の購入に加え、ものづくりを行う障害者の工賃にも。

障がい者支援センターめいぷる 岡田美智子センター長
「残念だということしか言えない。一個人が責められるべきで『だから募金しない』ということが、ないようになったらいいなと」
募金会は事務局長を懲戒解雇する方針で、刑事告訴も検討しています。
