
東京都内の生活習慣病を診療するクリニックでは今、高血圧の患者が増えているといいます。原因の一つとみられているのが、働く世代を中心に広がっている「新型の栄養失調」です。
【画像】真実の口 の前で思わず本音 栄養が足りているか診断できる機械
働く世代の“隠れ栄養不良”
東京・有楽町駅前にある大きな機械の前には、たくさんの人が並んでいます。穴の中に手を入れています。何をしているのでしょうか?
40代 警備員
「すごい緊張する。全然取れていないから」
40代 会社員
「すごい低いかもしれない。恥ずかしい」
真実の口の前で、思わず本音が漏れる会社員。実はこれ、栄養が足りているか診断できる機械です。
手のひらを30秒ほどスキャンすると、栄養状況を診断し、栄養スコアが10点満点で表示されます。※体験会は19日まで
20代 会社員
「週2ぐらいで野菜とかサラダは食べるようにはしているけど、基本的にお昼ご飯はカップ麺とかで済ませることが多いので、3.8点には結構心当たりがある」
30代 会社員
「私は4.6点で惜しかったけど、もうちょっと栄養を考えたい」
この機械が生まれた背景には、働く世代の“隠れ栄養不良”があります。一体どういう状態なのでしょうか?
現代の食 栄養よりも速さ
お茶の水駅前生活習慣病クリニック
又吉周医師
「カロリーは足りているにもかかわらず、体に必要な栄養素、ビタミンやミネラルは不足している。いわゆる『新型栄養失調』」
「新型の栄養失調」はカロリーは足りていても、食生活の偏りでたんぱく質やビタミン、ミネラルなど特定の栄養素だけが不足している状態を指します。
働く人の昼食を調べたデータによると、栄養バランスが取れていない人は83.1%。昼食時間が20分以内の人は73.1%。栄養よりも速さ、それが現代の食の現実です。
40代 警備員
「4点!?やっぱりなあ。普段からパスタしか食べていないので、もうダメ」
フルーツや野菜の摂取量も年々減少。こうした栄養不足が高血圧を引き起こす要因の一つだといいます。
40代・50代の高血圧が増加
取材したクリニックでは、特に40代や50代の高血圧の患者が増えています。
又吉医師
「40代を超えると、どうしても血管は固く細くなってくる。そこで野菜やフルーツが不足していると、カリウムが不足しているので、体から余分な塩分が出ていかずに固い血管の中を多量の血液が流れる。血管壁を押し続ける。高血圧につながってしまう」
高血圧と高コレステロールで栄養相談に訪れた50代の男性。下の血圧が100前後まで上がっているといいます。
患者
「ラーメンと酒でぶち壊してるような気もする」
管理栄養士
「(ラーメンは)絶対やめたくない食べ物?」
患者
「多分、食べたくなってしまうもの」
管理栄養士
「食べる順番について、いきなり麺を食べたいですよね?」
患者
「野菜からいく?」
管理栄養士
「野菜だけじゃなくて、たまにたまごを食べたり、チャーシューを食べてから。できれば10分くらいしてから、麺を食べたほうが血糖値は上がりにくくなって、血管を守る」
医師の勧め日々の積み重ね
医師が勧めるのは、薬だけに頼らない日々の積み重ねです。
又吉医師
「バランスよく正しく食べるのが一番大事。1日350グラムの野菜が推奨されている。200グラム程度の果物(を食べる)」
まずは、食べるものを見直す。その環境を会社が整える動きも広がっています。
オフィス内に専用冷蔵庫を設置し、野菜やフルーツ、健康的な食品を手軽に購入できる環境を提供する福利厚生サービスです。
KOMPEITO 好岡利香子取締役COO
「月々5万~6万円ほど企業様に負担いただく。従業員は1つ100円ほどで商品を購入できるという仕組み。商品も飽きがこないように、どんどん入れ替わっていくような形」
(2026年6月18日放送分より)
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