
農業には欠かせない土の温度や湿度などを保つために使われるナフサ由来の「マルチ」と呼ばれるシートが入手しにくい状況になっています。紙でできたマルチの注文が前の年に比べ3倍に増えています。
現代の農業を支える資材
夏野菜が実る畑。ミニトマトが食べごろを迎えていました。
野菜の根元に敷かれているのは薄いシート。通称「マルチ」と呼ばれています。土の温度や湿度を保つ現代の農業を支える資材の一つです。
小山農園 小山三佐男代表
「(マルチが)ないと、やはり作物が水分を保てないので、毎日水あげをしないといけなかったり、雑草が生えてしまったりする」
しかし、ナフサ由来のマルチは手に入りにくい状態になっています。
「白いマルチがもう欠品してなくなってしまって、苦肉の策で黒いマルチを敷いている状況」
温度を下げる効果があるため、今の時期に必要な白いマルチ。8月には在庫の黒いマルチもなくなってしまう状況です。
「(Q.もしなくなったら、どうされるんですか?)昔の農業の方法で、わらを敷く。もし現実的にわらをやるとなると(コストが)数万円単位に跳ね上がる。あまり考えたくない」
土にかえる紙製に注文殺到
そんななか注文が殺到しているのが一見、通常のマルチのように見えますが、紙でできています。
製造している企業に話を聞きました。
王子エフテックス サステナマルチ課
森本親課長
「(Q.最近の注文数はどうですか?)2024年の春から販売しているが、そのころの月の販売量から今は約3倍」
表面に特殊な加工を施しているため、雨が降っても問題なく使うことができます。紙なので、土にかえるメリットもあります。
価格はナフサ由来のマルチに比べて3倍ですが…。
「農家さんも高いと言っているが、実際に収量が上がるということが実感できたらですね」
(2026年6月19日放送分より)
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