ボランチの攻撃とC・ロナウド封じを分析 52年ぶりコンゴ民主共和国がポルトガルに執念のドロー【稲本潤一W杯解説】

 FIFAワールドカップ2026は、18日ですべてのチームが初戦を終えました。2002年の日韓大会で日本のワールドカップ初勝利に大きく貢献した、元日本代表の稲本潤一さんが注目カードを解説します。

生きる伝説と歴史的瞬間

 優勝候補のポルトガル対、52年ぶり出場のコンゴ民主共和国の試合を振り返ります。クリスティアーノ・ロナウド選手(41)は、メッシ選手(38)に続き6大会連続出場です。

 試合は立ち上がり、赤のポルトガルが攻めます。これを決めたのは、身長171センチのジョアン・ネベス選手(21)。稲本さんと同じボランチの選手です。

「ボランチの選手が2列目から走り込むと、なかなかマークしづらいです。ロナウド選手にマークが集中しているので、これをやれるのはポルトガルの強さが目立ちます。パスの質も完璧でした」

 しかし、前半終了間際、コンゴ民主共和国に同点ゴールを許します。実は、これがワールドカップ初ゴール!52年越しの歴史的瞬間でした。

「かなり打点の高いシュートでした」

 追いつかれたポルトガルは、エンドが変わった後半。サイドバックのカンセロ選手(32)がネットを揺らすも、これはオフサイドでノーゴールとなりました。

 さらに、クリスティアーノ・ロナウド選手にボールを集めます。

「中にロナウド選手しかいないので、ディフェンスからしたら守りやすかったのでは。あそこに入っていけるロナウド選手の戦術眼が素晴らしいと思います」

 優勝候補のポルトガルは、1対1のドロー発進。一方、コンゴ民主共和国はワールドカップ初の勝ち点を獲得しました。

超絶ゴラッソ大歓喜ゴール

 グループK、もう1試合はウズベキスタンとコロンビアの一戦です。

 緑のコロンビアは前半41分、パスに合わせたのはムニョス選手(30)。ゴールを決めます。

「ディフェンスの背後に入る動きが素晴らしいんですけど、外を向きながら中を選んだパスのセンス・質・動き出しのタイミングというのは完璧でした。なかなかできない得点だと思います」

 一方、初出場のウズベキスタンはエンドが変わった後半15分、ボレーシュートのこぼれ球を押し込んで同点。ワールドカップ初ゴールに元イタリア代表カンナバーロ監督(52)も大喜びです。

「格好いいですね。まだあの体を見るとピッチでも多分、走れると思います」

 それでもコロンビアはその5分後。中盤でボールを奪うと、ドイツ・バイエルンでプレーするディアス選手(29)が勝ち越しゴール!3対1で、コロンビアが初戦勝利です。

日本代表へエールを

 最後に、日本代表に向けてエールをお願いします。

「想定外のことが起こっていると思うんですけど、それを想定内にするだけの力があると森保さんがおっしゃっているので、それを信じて僕は応援したいと思います」

(2026年6月18日放送分より)

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