戦型は角換わり相早繰り銀へと進み、両者の深い研究を裏付けるように終盤の入り口までノンストップで手が進む。この猛スピードの展開には、北関東の控え室からも「これ、定跡なんですか!?」と驚きの声が上がるほどだった。
事前インタビューで藤井竜王・名人は自身の心拍数について「測ったことがないので、予想がつかないです。なるべく、そんなにすごい高い値が出ないでほしいなというふうには祈っています」と少し恥ずかしそうな表情を見せていたが、いざ対局が始まると先手の豊島九段が123bpmに対し、藤井竜王・名人は107bpmでスタート。しかし、そこから藤井竜王・名人の心拍数はぐんぐん上昇し、あっという間に140bpmを超えていった。
この思いがけない数値に、解説陣も「藤井竜王・名人の心拍数を初めて見たので、結構上がっているんだな」「冷静沈着かと思っていたので、面白いですね」と興味津々。その後、一度は100bpm台に急降下したものの、勝負所で△7八角成と切り込んだところから再び心拍数が上昇していった。
「天才の貴重な心臓データ」
