久保欠場の日本代表 チュニジアの堅守をどうこじ開ける?宇佐美貴史が“日本の攻め方”を解説

 FIFAワールドカップ2026、日本代表は21日にチュニジア戦。場所をメキシコに移して戦います。そのチュニジア戦に向けて、ガンバ大阪の宇佐美貴史選手(34)に聞きます。

 2018年のロシアワールドカップに出場してベスト16。そして、宇佐美選手といえば日本屈指のドリブラー。日本代表でも切れ味鋭いドリブルからゴールを決めていました。

 そんな宇佐美選手から見て、現在の日本代表というのはどんな印象がありますか?

「間違いなく歴代最強の日本代表だと思いますし、個々の能力はずば抜けているので」

 それでは、森保ジャパンの最新情報。18日、決戦の地に入りました。

久保は欠場 25人で決戦の地へ

 チュニジア戦を2日後に控え、ベースキャンプ地のナッシュビルで練習を行った日本代表。この日、上田綺世選手(27)が合流。疲労を考慮し、別メニューだったエースが間に合いました。

 そして練習後、いよいよ決戦の地へ。試合が行われるメキシコ・モンテレイに入りました。

 一方、オランダ戦で左ひざを負傷した久保建英選手(25)はモンテレイには帯同せず、欠場が決定。久保選手を欠いた25人で第2戦に臨みます。

 その相手となるチュニジアはスウェーデンとの初戦。5失点の完敗を喫し、監督を解任。新たに指揮をとるルナール監督はサウジアラビアの監督時代に日本と3回対戦しています。

 去年の最終予選では日本が圧倒的に攻めるも守備を固められ大苦戦。そんな強固な守備戦術を執るルナール監督に選手たちも警戒を強めています。

鎌田大地選手(29)
「サウジアラビア戦はホームで、すごく守られて0-0で引き分けで終わったのは覚えているので、チュニジア戦はすごく難しい試合になると思うんですけど、自分たちがやるべきことをじれずに、相手を揺さぶって、90分を通して1-0でも勝ち切れるような試合にしたい」

宇佐美に聞く日本の攻め方

 21日のチュニジア戦ですが、日本はグループステージ突破に実力的にも勝ち点3を取りに行きたい試合だと思います。ただ、チュニジアが守ってくると予想されていますが、宇佐美選手はどう考えますか?

「必ず守備的にくると思います。初戦の結果もそうですし、監督が代わったことで、大きく戦術変更をこの数日間ではできないので。自分たちの強みを押し出したいとなると、チュニジアは完全に守備のチームなので、そこをより固めてくる展開になると思います」

 ガチガチに固められた守備をこじ開けるための日本のスタメンはどう予想されますか?

「オランダ戦とさほど変わらずなんですが、久保選手がけがで出られないので、堂安選手が右サイドにいたんですが、シャドーで出てくるだろうと思います。菅原選手がオランダ戦で途中から出て、コンディションも非常に良さそうだったので、右サイドで出てくるという感じのスタートになるのかなと思います」

 どういう攻め方で守りを崩していくんですか?

「チュニジアはこの形だと4ー4ー2なんですが、後ろを5枚にしてという展開も予想できるので。そうなってくると、前の選手たちだけではなかなか数的優位を作れないので、どこで数的優位を作るんだとなると、後ろの3枚のこの形でいうと渡辺選手と伊藤選手がどれだけ前に入っていって。菅原選手も前に行って。前にどれだけ人数を作れるかというところで、この数的優位を作り出すために前に、前に押し出すことができればチャンスも増えると思います」

 これまでも実際にそういったシーンあったと思いますが、3月のスコットランド戦、センターバックの鈴木淳之介選手が上がっていくシーンがありました。

「まさにこういうシーンが増えてくれば一番、日本はチャンスが増えてくると思います。後ろから上がってくる選手というのはつかまえづらいので」

交代選手もポイントに?

 本来いるはずのなかったところに急に出てきて、守る側からしたらマークしづらい?

「例えば目の前の選手、相手が見ているとしたら、渡辺選手がこの隙間に上がってきたら、これを誰が見るの?となるので」

 組織として圧をかけて数的優位を取りに行くのもそうなのですが、宇佐美選手のようにドリブルが優れた選手が個の力を発揮して相手を崩すということもあるのではないでしょうか?

「個の力がある中村選手が局面で1対1で剥がせるので、例えば目の前の選手を剥がして、こういうスペースに入ってくると、ここから前田選手が飛び出すとか、上田選手がポストプレーをするとかいう連係が生まれやすくなってくる。そういう局面を打開する個の力が必要になるかなと思います」

 サイド攻撃なのか、中央から突破していくのかどうでしょうか?

「最初は中央に攻めていくと思いますが、難しいなとなってくると途中から伊東選手がジョーカーで出てくると思うので。伊東選手は縦ラインを突破する力がある選手ですし、クロスの質も高いので。スピードもあるので、日本の攻撃そのものにスピード感をもたらしてくれると思います」

 伊東選手もそうですが、交代選手もポイントになってきますか?

「初戦のオランダ戦では交代選手が活躍して勝ち点をつかんだので、そこがキーになってくると思います」

 今回、残念ながら久保選手が抜けてしまいますが、他の選手層も厚いということを示してくれるかと思いますが?

「誰が出ても強い日本代表だと思いますし、歴代最強の日本代表なので、誰が出ても最強です」

 みんなが攻撃しすぎると、守りが薄くなる。一瞬の隙を突かれたりする危険はないですか?

「渡辺選手が前に行くとなると、必ずこの2人は残りますし、佐野選手がここのボールを回収するというか、奪取するのは一番たけているので、この3名がしっかりリスク管理していればどんどん前に人を押し出すべきだと思います」

 そこの連動、日本はもともと優れているのでしょうか?

「連動もそうですし、3人の力も相手より上回っているとは思います」

(2026年6月19日放送分より)

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