
イラン情勢の影響は、私たちの足元にも及んでいます。靴の修理に欠かせない接着剤の値段が高騰していて、靴の修理業界に値上げの波が押し寄せています。
「体験したことない」業者
梅雨に入り、雨が続く今月。靴底が雨で濡れ、剥がれてしまうこともあります。靴の修理を頼むことが多くなる季節ですが…。
靴専科 大友良祐さん
「私もこの業界は長いのですが、このような原因で資材が高騰するということは、ほとんど体験したことはない」
特に値上がりしているのが、靴の修理に欠かせない接着剤です。
4月から60%も値上がりしてしまい、修理料金の値上げが迫っています。
イラン情勢悪化値上げ拍車
雨で壊れた靴を修理することが多いこの季節。取材した店では、剥がれてしまったソールを貼り直したり、滑り止めの補強をしたりする修理を行ってくれます。
近年、資材の高騰や円安の影響で、靴の修理代は値上がりが続いています。
総務省によりますと、先月の東京都での履物修理代は1669円で、5年前に比べ3割以上値上がりしています。
値上がりにさらに拍車をかけているのが、イラン情勢の悪化です。
大友さん
「接着剤が(4月から)約60%値上がりしているという状況」
接着剤の供給に不安
修理店「靴専科」ではまだ値上げはしていませんが、この状況が続けば1割から2割ほどの値上げを検討せざるを得ないといいます。
「本当に心苦しいんですけれども、企業努力だけでは太刀打ちできない状況。秋に向けて価格の値上げは検討している段階になります」
接着剤の供給にも不安が残ります。
「この先より(接着剤の)購入が難しくなって、仕入れが難しくなってきてしまうという状況になると、お客様の靴の修理をいったんストップせざるを得ない状況は、最悪の想定としては考えられる」
「問屋ともコミュニケーションを強化して、国内・国外を含めた接着剤をうまく切らさないような形で継続していくというふうに考えています」
(2026年6月22日放送分より)
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