■「日本は静かすぎる?」街の声から見えた音への敏感さと寛容さ
一方で、番組が行った街頭インタビューでは、日本人の音に対する捉え方について、別の視点からの意見も寄せられた。
「海外と比べると、日本は街も学校も人間も静か。静かであることが美徳という文化もある。音ハラは日本独特のものかもしれない」(40代女性)
「日本の会社は静かすぎて作業に集中できなくなる時がある。生まれ育ったブラジルは職場も賑やかだった。日本は周りに迷惑をかけたくないと思いすぎて、逆に音に敏感になっているのでは」(40代男性)
こうした意見に対し、三輪氏も深く頷きながら次のように語る。
「確かにその通りだと思う。例えば電車の中で友達といても、ひそひそ話すなど気を使っている。大声で話さない限りは話してもいいはずだ。新幹線で賑やかにされている方や、子どもの泣き声がうるさいと言う人もいる。ライフステージや状況によって音の出方も変わるので、『そういう人もいるよね』と思えればいいと思う」
誰もが無自覚に音を出してしまう可能性があるからこそ、互いの状況を理解し、受け入れる寛容さが音ハラ問題のモヤモヤを晴らす第一歩になるのかもしれない。
(『わたしとニュース』より)
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